1999 Fiscal Year Annual Research Report
発達診断導入マテリアルの開発と自閉性障害児の発達症状論的日中比較研究
Project/Area Number |
11610107
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Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
西村 章次 埼玉大学, 教育学部, 教授 (00008731)
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Keywords | 自閉性障害 / 自閉症 / 発達診断 / 診断マテリアル / マテリアル / 発達症状 / 日中比較研究 / アジア |
Research Abstract |
1.発達水準や障害のチェックに必要なマテリアルの原案を作成した。主たる内容は以下のものである。(1)追視等乳幼児チェックのための*一連の道具*はめ板、(2)指機能兼神経学的簡易検査用の^*ペグボード、^*こま指し、(3)4歳〜6歳チェック用の^*果物と野菜の分類、^*赤の丸と青の四角の対応、(4)4歳前の対象児・者の年齢推定のための^*パンダの絵等を使用した絵画組み合わせ、(5)同時総合と継次総合機能の偏りを見るための^*自動車等広告の縦横十字切り抜きと貼付けセット板、^*4つの窓とマーク及び数字の記憶再生(6)同時総合機能を見るための^*パンダとライオンの顔テスト、^*ルリヤ・小林・西村を参考にした鏡映図形の弁別、^*図形模写、(7)継次総合機能を測定するための^*ストーリー画セット、^*ルリヤ・小林・西村を等参考の^*リズム再生、^*数系列復唱・逆唱、(8)語彙調査および構文指導のための^*単語カルタ、*動詞絵、(9)なぐり描き導入と絵指導の基準線用の板、(10)交替遊び用の^*しゃぼん玉遊具を「西村式発達診断」を参考に組み合わせた。 2.当初(申請時)の予定にあった、四川「聖愛幼稚園(現 特殊教育指導訓練センター)」の理事長である孟長寿を招聘し(2000. 1.31〜2. 7)、これらの内容が中国で使用可能が否かを検討した。聖愛、武祠センター(四川省)、啓智幼稚園、遼寧師範大学センター(遼寧省)でデータ収集が可能であることと、次年度の旅行計画を話し合った。 3.東京の養護学校教師から、木材に紙を貼りつけコーチングする方法を入手、板工をしている作業所の職員と打ち合わせ、これらのマテリアルの作成が可能であるとの確証を得た。以上、平成11年度に予定した研究を終えた。
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Research Products
(1 results)