1999 Fiscal Year Annual Research Report
特定集団を対象としたMMPI新日本版の諸変数の分析-学生集団を中心として-
Project/Area Number |
11610144
|
Research Institution | Kanazawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
塩谷 亨 金沢工業大学, 工学部, 助教授 (20278097)
|
Keywords | MMPI / MMPI新日本版 / 学生集団 / 心理査定 |
Research Abstract |
既に手許に存在する2000に近い数の学生のデータを吟味し、実施方法に不備がなく、等質であると考えられる18歳、19歳、および20歳の男子学生、1185名のデータを分析対象にした。基礎尺度、および、追加尺度のT得点の平均値と標準偏差を算出した結果、以下の値が得られた。制限字数の関係上、追加尺度の値については割愛する。括弧内は標準偏差である。 L、45.64(7.76)、F、54.90(12.33)、K、46.03(9.15)、Hs、51.20(10.30)、D、53.41(11.61)、Hy、51.06(10.44)、Pd、51.61(10.02)、Mf、53.13(9.60)、Pa、56.62(11.66)、Pt、58.24(11.63)、Sc、56.88(13.04)、Ma、53.14(10.91)、および、Si、53.94(10.85)であった。これらの追加尺度の値についてはすべてK修正後のものである。 また、鑑別所のデータの提供を受け、男性55名(平均年齢17.15歳、標準偏差1.50歳)の分析を行った結果、L、54.27(9.37)、F、55.62(10.54)、K、49.96(8.20)、Hs、52.35(10.40)、D、55.55(11.87)、Hy、56.09、(10.47)、Pd、62.73(7.65)、Mf、52.82(9.66)、Pa、65.09(11.27)、Pt、59.38(11.86)、Sc、55.47(12.64)、Ma、49.64(9.04)、および、Si、51.22(10.18)という結果を得た。 現在、これらの結果や他の指標を標準化集団のものと比較し、その結果を平成12年度の関連学会で発表する準備を進めている。
|