1999 Fiscal Year Annual Research Report
情報教育における遠隔教育利用と学生の意識に関する研究
Project/Area Number |
11610151
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Research Institution | Hiroshima Kokusai Gakuin University |
Principal Investigator |
中田 美喜子 広島国際学院大学, 工学部, 助教授 (60237302)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 行宏 安田女子短期大学, 秘書科, 助教授 (90240324)
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Keywords | 遠隔教育 / インターネット / 一般情報教育 |
Research Abstract |
昨年度までの研究では、実際に100名弱の一般教育である程度条件付きで利用可能であることが示唆された。そこで今後は実際に2回の交換講義を実施した。講義時間が朝の最初の時間帯であるため、機器の設置に手間取ると、講義時間にまで影響がある。本実験で用いている遠隔講義システムは持ち運び可能なノートパソコンとビデオメールキットの組み合わせである。しかし、講義教室に常駐している機器ではないため、毎回設定が必要である。講義時間の前から設定をしても、音声と映像が安定するまでには3,40分の時間がかかる。そのため、講義の開始を学生に待たせてしまうこともあった。実用にするためには、機器の設定を常駐させて講義開始に影響がないようにしておく必要がある。 WWWやパソコンのマルチメディア教材を用いて講義を行った。遠隔講義で利用する教材の提示方法の最適化が可能である。特にWWWを用いて調査することで、異なった場所のデータも同時に集計することが可能になる。今後アンケート調査にWWWが有効に利用可能なことが実証できる。 インターネットの基本的な機能を用いて講義をした。教材の提示については、昨年からの研究でサーバに教材を置いてWWWによる提示がスムーズに講義が実施可能であった。学生個人のPCでWWWをブラウズ可能であるため、今回は教材をWWWで提示しながらの講義が実施可能であった。 講義では、1回目はネットワーク倫理について、2回目は著作権についてを遠隔交換講義で実施した。 教材を提示したページからアンケート実施のページにリンクしてあるので、講義の終了と同時に、意識・感想についてのアンケート記載を求めた。WWWによるアンケートでは紙の配布や回収の必要がなく、集計もスブレッドシートで簡単に可能なため、今後さらに利用の可能性が高まるであろう。
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Research Products
(1 results)