2000 Fiscal Year Annual Research Report
情報教育における遠隔教育利用と学生の意識に関する研究
Project/Area Number |
11610151
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Research Institution | HIROSIMA KOKUSAI GAKUIN UNIVERSITY |
Principal Investigator |
中田 美喜子 広島国際学院大学, 工学部, 助教授 (60237302)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 行宏 安田女子短期大学, 秘書科, 助教授 (90240324)
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Keywords | 遠隔教育 / 意識調査 / 情報教育 / インターネット |
Research Abstract |
昨年度までの研究において比較的小規模のクラスにおける講義には遠隔講義も数回であれば実施可能であることが示唆された。今年度はさらにこれを発展させ、自宅における在宅学習において利用可能であるかを検討することとした。ハードについては自宅で持っているものはそれを利用し、機器を所有していない者にはノートPCを貸し出して実施する。 接続回線については、昨今のプロバイダの料金定価や電話会社の固定料金制などによるISDNを利用してのインターネットアクセスを利用した。また、一般社会人や高齢者向けの在宅学習の可能性を検討するために、ビデオ教材の配信についても提示を行った。これらをすべてISDNによる配信でどの程度自習可能であるか、また教材の作成方法についても検討を行った。特に教材の作成については、デジタルビデオによる動画教材をデジタルでキャプチャし、編集して作成を行った。そのための記録媒体としては、DVDなどの大容量の媒体が必要であった。また、時間的に長いものの作成は、技術的にも困難であり、今回は10分以内の教材を試作して配信を行った。実際の講義などに用いる場合には、50分から60分程度の長さが必要になると思われる。そのためには動画の圧縮技術などが今後進歩することにより、簡単に実現することが考えられる。さらに、地方行政による情報インフラの整備として広島県も情報トライアングルという高速情報ネットワーク利用プロジェクトを実施している。接続可能であるなら、高速ネットワーク上でも同様の教材を提示し、その差を比較することが可能である。今年度は、接続申請などの関係で実現できなかったが、今後は各県が実施しつつある情報ハイウエイなどにより、安価で高速のネットワーク環境を利用可能になる可能性は高いと思われる。その際に配信できるような教材を開発・蓄積し高齢者などを含めた社会人教育に利用可能である遠隔教育を検討しておくことが今後の課題であると思われる。
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Research Products
(1 results)