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2000 Fiscal Year Annual Research Report

沖縄のサステイナブルな開発・発展についての研究-アジアとの共生の視点から-

Research Project

Project/Area Number 11610191
Research InstitutionUniversity of the Ryukyus

Principal Investigator

鈴木 規之  琉球大学, 法文学部, 教授 (60253936)

Keywords沖縄
Research Abstract

沖縄の開発・発展のあり方をめぐり、2000年にはサミットの開催もからんでさらに大きな議論となった.特に注目されたのが、「沖縄イニシアチブ」とよばれる考え方で、基地を利用して所得の日本本土並みの向上をめざすという経済成長至上主義的な考え方であった.一方、このような流れに対立するものとして沖縄は、経済的な尺度では換算できない「自然の豊かさ」があるのだという主張がつねになされ、宇井純などの環境派の研究者たちや、宮本憲一などの内発的発展の論者は経済成長至上主義的な考え方について痛烈な批判を行なった.
そこで,本研究は筆者がこれまで研究してきた第三世界、とくにアジアにおけるオルターナティブな開発・発展(もう一つの開発・発展)をベースに、「アジアとの共生」の視点から今後の沖縄のサステイナブルな開発・発展のあり方を考えるものである.現在の沖縄において必要なものは、たとえば自然との共生という思想をタイから学ぶなど、アジアとの関係を見直すことである.開発、発展のあり方は決して一つではない.サステイナブルな開発・発展に代表される「もう一つの」開発・発展のあり方をアジアから学ぶことは大きな意味があるのである.しかし、サミット以前の様々なシンポジウムでこのような考え方は大いに議論されたが、サミットではアジアからの視点はほとんど無視されたのである.
2年目の2000年度は、以上のような問題意議のもと、沖縄において内発的発展の典型的な事例とされている読谷村、外発的発展の典型的な事例とされている北谷町においてフィールドワークを行なうとともに、沖縄サミットの分析をアクションリサーチの手法で行なった。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 鈴木規之: "内発的発展の意義とタイにおける試み"沖縄から世界へ-平和・環境・福祉の21世紀を-国際環境NGOフォーラム報告書,沖縄環境ネットワーク発行. 159-161 (2000)

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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