2000 Fiscal Year Annual Research Report
少子社会における児童の健全育成支援システム構築に関する研究
Project/Area Number |
11610234
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Research Institution | OSAKA KU'NEI WOMEN'S JUNIOR COLLEGE |
Principal Investigator |
中川 千恵美 大阪薫英女子短期大学, 児童教育学科, 助教授 (30280035)
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Keywords | 親支援 / 児童館における育児支援 / 親支援プログラム教材開発 / Parenting / 児童健全育成&子育て支援のデータベース |
Research Abstract |
平成12年度は、以下の3つの論文に報告した研究実積を残した。 児童館における育児支援について 本稿では1.児童館の地域で果たす役割、2.児童館をめぐる研究や実践動向、3.児童館における試行的実践例を報告したが、今後は児童の健全育成支援に向けて、子どものみならず、潜在的な育児不安を持つ親への親支援への重要な役割が認識された。さらに充実したプログラムへと発展させる為には、1.具体的で児童館で活用しやすい教材改良 2.指導員の資質の向上 3.ベビーシッターの確保である。 Parentingのオーストラリア.ビクトリア州の動向に関する調査文献翻訳 本文書は、ビクトリア州における現行の親支援のためのアセスメントツールや親支援のスキルを開発していくプログラムのあり方を検証したリサーチペーパーである。ハイリスク(危険性)を持った幼児への親支援のあり方を検討していく先駆的な研究報告であると同時に、現行の親支援のアセスメント側面や親業のスキルアップ等プログラム内容を評価している論文である。日本において現段階で充実を要する親業プログラム導入や実践検討に、多くの示唆を与えてくれる。 子育て支援に関連するデータベース紹介 親支援の観点から同じ親として身近な検索手段として、インターネットに検索の利用に、ひとつの活路を見い出した。子育て支援及び健全育成情報に関しては、インターネット媒体が積極的に活用されていると言える。さらに子育てに関わる今の親達の動向:とりわけ母親・女性の生の声を集積して、情報交換していると言える。今回の収集した限られた支援情報を、網羅的であるがそのホームベージの画面等も例示し紹介した
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