2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11610276
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Research Institution | The University of Aizu |
Principal Investigator |
太田 光一 会津大学, コンピュータ理工学部, 教授 (40136362)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井口 淳三 追手門学院大学, 人間学部, 教授 (00106014)
藤田 輝夫 聖徳大学, 人文学部, 教授 (90006594)
貴島 正秋 芦屋大学, 教育学部, 教授 (60088698)
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Keywords | コメニウス / コメンスキー / パンソフィア |
Research Abstract |
本年度は研究分担者間の研究集会を3回行い、各人の分担の発表を行うとともに、最終年度である平成13年度の報告書作成のための打ち合わせを行った。 ・日本教育学会においてコメニウスのパンソフィアを中心としたラウンド・テーブルを開催した。従来コメニウスの「パンソフィア」の意味するところについての俗説をただすための概念の整理を行った。コメニウスのパンソフィアが、広い意味では彼の全思想をおおう概念であること、狭い意味では晩年の『総審議』の一部を構成する未完の論文である。 ・ドイツの「コメニウス学会」会長であるコルトハーゼ氏と連絡を取り、コメニウスの著作目録の出版計画をたてた。 ・チェコのコメニウス研究所、ウヘルスキブロトのコメニウス博物館と引き続き連絡を取りあった。チェコでは出版事情が極端に悪く、むしろ日本のわれわれの側が、研究の推進を援助すべきではないかという話しを進めている。 ・IT革命が急速に進んでおり、研究成果の公表についても、電子化が全国的傾向となっている。引き続きコメニウス研究のホームページを充実させると共に、研究の電子的公表、データベース化について検討した。
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