2002 Fiscal Year Annual Research Report
卒業生の視点からみたカレッジインパクトと大学評価に関する研究
Project/Area Number |
11610288
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Research Institution | Musashino University |
Principal Investigator |
岩田 弘三 武蔵野女子大学, 現代社会学部, 助教授 (70176551)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武内 清 上智大学, 文学部, 教授 (30012579)
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Keywords | カレッジインパクト / 大学生文化 / 大学評価 / 学生アルバイト |
Research Abstract |
本研究の全体目的は、授業内容などフォーマルな教育面に限らず、学生文化などインフォーマルな面での大学教育の効果を視野に入れた分析を行うことによって、卒業生・在校生による総合的かつ効果的な大学評価のあり方を検討することにある。この目的にそくして、4年計画の最終年に当たる本年度は、最終報告書の作成にむけて、以下の作業を行った。 (1)昨年度までに実施してきた、複数の大学の在校生・卒業生を対象とした、学生文化の実態、学生の生活時間、大学評価などに関する諸アンケート調査の総合的な解析を進めると同時に、それら学生文化についての調査結果を、歴史的な文脈で位置付けるために、学生文化のなかでも、とくにアルバイト活動に焦点を当て、今回は、戦前期から1950年代の戦後混乱期までに期間を絞り、その歴史の一部を記述した。なお、1950年代以降の動向についても、昨年9月の教育社会学会で、報告を行なったことを付記しておきたい。(2)さらに、以上の作業を含めて、これまでに行ってきた研究成果を最終報告書にまとめた。 そして、とくに(1)の結果については、「研究発表」欄に記した論文等で報告を行なった。 なお、この研究を進める上で、図書費は必要文献の充実、旅費は調査打ち合わせ、謝金はデータ入力、消耗品はそれら資料の整理のために用いた。
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