2001 Fiscal Year Annual Research Report
記述的日本語研究のための電子化コーパスの試作と活用の研究
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11610442
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Research Institution | Independent Administrative Institution The National Institute for Japanese Language |
Principal Investigator |
山崎 誠 独立行政法人国立国語研究所, 研究開発部門・第一領域, 主任研究員 (30182489)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田野村 忠温 大阪外国語大学, 外国語学部, 助教授 (40207204)
加藤 安彦 独立行政法人国立国語研究所, 研究開発部門・第一領域, 領域長 (90233824)
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Keywords | コーパス / テキストデータ / シナリオ |
Research Abstract |
1.コーパスデータの加工 ・コーパスデータの校正と書式の統一化をはかった。 ・これまで入力したデータのうち,シナリオ・脚本データに関して登場人物及びその属性とそれぞれの発話とを関連づける情報を付けた。 2.コーパスの活用法にっいての研究 ・必要な用例を適切に抜き出すための方策の探求を行った。 ・コーパスによる文法体系記述のための理論的枠組みの検討 ・コーパスによる文法的類義表現の分析 ・以上の成果として次の3つの発表を行った。 「大規模用例処理に基づく文法記述研究の現在」(第30回中部日本・日本語学研究会,2001年11月10日(土)岐阜聖徳学園大学) 「コーパスの言語学的基礎」(第6回「太陽」研究会,2001年11月30日(金)国立国語研究所)現代雑誌言語調査の外来語(語彙・辞書研究会第19回発表会,2001年6月30日(土),三省堂文化会館) 3.研究成果報告書の刊行 これまでに収集したコーパスデータを元に,以下の内容で報告書を刊行した。 ・文法研究における用例の獲得法の調査とその分析。 ・コーパスを利用した類義表現の分析。 ・シナリオ・脚本データによる文型の分析。
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[Publications] 荻野綱男, 山崎誠, 横井俊夫, 池原悟: "「自然言語処理の基本問題への挑戦」へのコメントと回答"人工知能学会誌. 16・4. 538-549 (2001)
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[Publications] 山崎 誠: "国語国文学会の展望・現代語"文学・語学(全国大学国語国文学会). 172(未定). (2002)
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[Publications] 田野村 忠温: "形容動詞連体形における「な/の」選択の-要因-「有名な」と「無名の」-"計量国語学会. 23・4. 207-213 (2002)