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1999 Fiscal Year Annual Research Report

ビューヒナー研究

Research Project

Project/Area Number 11610534
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

河原 俊雄  広島大学, 文学部, 助教授 (90186122)

Keywordsビューヒナー
Research Abstract

今年度は、ビューヒナーの研究史および時代背景についての研究を行なった。
研究史の研究では、1930年代から最近に至るまでの主要な研究書を入手し、これらを批判的に紹介しながら研究史上における自らのビューヒナー研究の位置を明らかにする作業を続けた。
時代背景の研究では、『ヴォイツェック』と『レンツ』の時代背景として、1820年代30年代のドイツとフランスの精神医学界の動向を追い、ビューヒナーとフランスの精神医学者のエスキロールとの関係を解明しようと試みた。
研究史と時代背景のこの二つの研究を、「『ヴォイツェック』と『レンツ』の研究史および時代背景」と題し、およそ400枚の資料集として一冊にまとめた。今後は、この資料集に加筆・訂正を行い出版する予定である。
また、日本独文学会ではシンポジウムのパネラーとして、「よりどころを求めてさまよう群集-ビューヒナーの『ダントンの死』から-」と題して研究発表を行なった。さらに、広島独文学会では、「レッシングの『エミーリア・ガロッティ』試論-戦略としての知力-」と題して研究発表を行い、ビューヒナーとレッシングとの文学史的関連に関する考察を公表した。

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Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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