2000 Fiscal Year Annual Research Report
インドネシア南スラウェシ地域諸言語の分類に関する研究
Project/Area Number |
11610570
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Research Institution | Setsunan University |
Principal Investigator |
山口 真佐夫 摂南大学, 国際言語文化学部, 助教授 (00191239)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中嶋 鴻毅 大阪工業大学, 情報科学部, 助教授 (40089884)
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Keywords | 言語調査 / 地域言語 / インドネシア / 南スラウェシ / アラッレ・タブラハン語 / ピトゥ・ウルンナ・サル語 |
Research Abstract |
平成12年度は、現地協力者と本年度の現地調査実施について手紙、ファックスを通じて、打ち合わせを行う。そして本年度の調査対象を、アラッレ・タブラハン語に存在する三方言中、まだ研究資料がないタブラハン方言、ピトゥ・ウルンナ・サル語のバンバン、マタンガ方言とする。 8月に研究代表者の山口と中嶋がインドネシア共和国の南スラウェシ州の州都マカッサル市を訪れる。そして、国立マカッサル言語研究所を訪問し、Zainuddin Hakim所長より平成11年度現地調査資料を受け取る。また、11月に日本で行われる学会で国立マカッサル言語研究所のAbdul Muthalib前所長に研究発表をしてもらうための打ち合わせを行う。 10月14日に蒲郡市で行われた第31回日本インドネシア学会で、以下の研究発表を行う。 山口真佐夫「アラッレ・タブラハン語の系統について」 中嶋鴻毅「インドネシア南スラウェシ地域地域諸言語の音声データベースの構築」Abdul Muthalib "Beberapa Catatan mengenai Bahasa Aralle-Tabulahan dan Pitu Ulunna Salu di Sulawesi Selatan"(「南スラウェシにおけるアラッレ・タブラハン語とピトゥ・ウルンナ・サル語に関するいくつかの考察」 山口、中嶋、Muthalibは現在、上記発表に基づいて、平成13年秋に発行予定の日本・インドネシア学会の機関誌『インドネシア言語と文化』に掲載予定の論文を執筆中。また、Muthalib、Hakimは平成12年度の現地調査結果を整理し、発送準備中である。
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