1999 Fiscal Year Annual Research Report
19世紀初頭の日本・ドイツ・ロシア-ナジェージダ号にかかわる文化交流の総合的再検討-
Project/Area Number |
11610571
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
青山 隆夫 東北大学, 言語文化部, 教授 (10006439)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ゾンダーマン フリーダー 東北学院大学, 教養学部, 教授 (40244967)
田中 継根 東北大学, 言語文化部, 教授 (70011343)
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Keywords | ナジェージダ号 / レザーノフ / クルーゼンシュテルン / ラングスドルフ / 環海異聞 |
Research Abstract |
1、今年度に行った研究会・研究旅行 平成11年6月、アラスカ大学のメスナー教授をお招きしての研究会 平成11年9月、札幌、函館へ資料収集のための旅行 平成12年3月、長崎へ資料収集のための旅行 その他、研究代表者、分担者で頻繁に集まり、勉強会、意見交換を行った。 2、得られた知見 いろいろな資料の収集や見聞により、、ナジェージダ号に関わる多くの新しい事実が判明し、知見が得られた。中でも、ナジェージダ号に乗っていたレーヴェンシュテルンの手記がタリン(エストニア)の図書館に未発表のまま保存されていることがわかったことは大きな意味を持つ。この手記を日本語に訳し、他の記録(レザーノフ、クルーゼンシュテルン、ラングスドルフの航海日誌、日本側の記録、オランダ商館長ドゥーフの日記などと)照合する予定である。 3、今後の予定 12年の夏に東北大学主催のシンポジウム「21世紀の研究と教育に関する国際シンポジウム」に参加し、「ランデスクンデとしての旅行記」というテーマで個別セミナーを開くべく準備している。内外の研究者を招聘しての研究会、討論会であり、本研究に大事な広がりと深まりを与えることが期待される。
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