2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11630045
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
大住 圭介 九州大学, 大学院・経済学研究院, 教授 (10109621)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
片桐 昭司 広島県立大学, 経営学部, 助教授 (30274418)
大坂 仁 九州大学, 大学院・経済学研究院, 助教授 (90315044)
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Keywords | 環境 / 内生的経済成長 / 研究開発 |
Research Abstract |
本年度の研究実施計画 本年度は最終年度であるので、下記の課題を研究し、統一的な視点から研究の総括を行った。 (1)数理的なツールの開発:ダイナミカル・システム、ハミトニアン・ダイナミックスに関して種々の研究を行い、新たなツールの開発を行った。さらにその研究結果を統一的な視点からまとめた。 (これについては大住が行った) (2)再生可能資源を持つ内生的経済成長システムの研究:内生的成長と再生可能資源の動態的分析の統合に関しては、かなり研究が進展した(これは大住と片桐が共同して行った) (3)環境問題と経済成長に関する実証研究:既になされた研究を統合的にまとめ、さらに充実したものにするために追加的計量分析を行った(これについては大坂が行った) (4)以上の結果を、積極的に外国の大学(南京大学(中国)、チュラロンコーン大学(タイ)ビーレフェルト大学(ドイツ))を訪問し、著名な研究者からコメントを受け、さらに国際研究集会(南京大学(中国))および日本経済学会2002年度春期大会(小樽商科大学)等で論文の報告を行い、有意義なコメントを受けた。 (5)上記の種々のコメントおよびサジェッションを考慮して、研究報告書を完成させた。
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[Publications] 大住圭介, 伊ヶ崎大理: "経済成長モデルにおける再生可能資源と環境汚染"細江・藤田編『環境経済学のフロンティア』. 274-286 (2002)
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[Publications] 大坂 仁: "環境クズネッツ曲線の検証・国際データによるクロスカントリー分析"細江・藤田編『環境経済学のフロンティア』. 241-273 (2002)
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[Publications] 大住圭介, 片桐昭司, 野田英雄: "Innovation and Human Capital Accumulation in an Endogenous Growth Model"Proceedings of The Fourth International Symposium on Multinational Business Management. 447-459 (2002)
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[Publications] 大住 圭介: "経済成長分析の方法"九州大学出版会. 300 (2003)