2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11630049
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
志賀 美英 鹿児島大学, 法文学部, 教授 (50154191)
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Keywords | 鉱物資源 / 金属 / 枯渇 / 環境問題 / 南北問題 / 国際協力 / 中国 / 鉱物資源政策 |
Research Abstract |
以下に交付申請書に記載した研究目的・研究実施計画に対応させて記載する。 1 直面する鉱物資源問題について (1)枯渇問題:20世紀に入って世界の金属の消費量は急激に増大した。21世紀にはさらに消費に拍車がかかっていくことが予測される。いかに鉱物資源を確保していくかが全人類的課題になっている。 (2)環境問題:鉱物資源開発は「鉱害」防止対策が十分に講じられなければ環境への負荷が大きい。21世紀には鉱物資源開発に伴う環境汚染は発展途上国で深刻化していくであろう。 (3)利害対立問題:鉱物資源をめぐる利害対立の中で深刻なのは、植民地時代の後遺症と言える南北対立である。相互依存の認識の下、南北間の協調ムードは高まりつつあるが、対立は今日でも依然として根強く残っている。 2 解決のための具体的目標 直面する鉱物資源問題を解決するための具体的アプローチとして、次の8目標を提示した。目標1 未開発鉱物資源の探査・開発技術の開発、目標2 鉱業技術及び周辺技術の開発、目標3 金属スクラップの再資源化技術の開発、目標4 技術移転、目標5 広報及び教育活動の展開、目標6 環境対策技術開発、目標7 発展途上国開発、目標8 国際分業の再編。 3 研究成果の発表 研究成果の一部は、資源地質学会が学会創立50周年記念事業として発行する普及教科書「21世紀の資源・環境の地球科学」(2002年3月末出版予定)に掲載される。
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[Publications] 志賀 美英: "深海底鉱物資源開発の今日的意義"資源地質. 51・1. 41-53 (2001)
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[Publications] Li Juan Wang: "Skarns and Genesis of the Huanggang Fe-Sn Deposit, Inner Mangolia, China"Resource Geology. 51・4. 359-376 (2001)
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[Publications] Yoshihide Shiga: "Mineral Resource Development Problems in China and the Direction of Japanese Technical Cooperation"Technology and Development. 15. 63-70 (2002)
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[Publications] 志賀 美英: "日本周辺海域の海洋鉱物資源に対する主権的権利"エネルギー・資源. 23・2. 24-28 (2002)
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[Publications] 志賀 美英: "直面する3大鉱物資源問題"「21世紀の資源・環境の地球科学」(資源地質学会発行). (分担執筆)(2002年3月末出版予定). (2002)