• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2000 Fiscal Year Annual Research Report

日本の民生用家電産業における輸出マーケティングの研究

Research Project

Project/Area Number 11630105
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

近藤 文男  京都大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (40066676)

Keywords日立 / レップ / 対米輸出マーケティング / 家電産業 / PB(private brand) / 単なる輸出 / 直接輸出マーケティング / OEM(original equipment manfacturing)
Research Abstract

本研究は日立製作所と三菱電機の対米輸出マーケティングの特徴を解明することを目的とした。日立の対米輸出マーケティングに関しては次のことが明らかになった。重電部門をもつ総合電機メーカー日立は、日本の家電産業部門専門のソニーや松下電器、三洋電機に比べて、アメリカ市場への参入は後発であった。日立は、先発社であるソニーや松下電器に早期にキャッチアップするために、PB(private brand)やOEM(original equipment manufacturing)契約による間接輸出と並行して自社ブランドによる、直接輸出マーケティングを行った。技術力を持つ日立は、その後、自社ブランドによる輸出マーケティングに戦略の重点を移したが、その基本戦略は高品質、高収益を追求するものであった。
三菱の対米輸出マーケティングに関しては、聞き取り調査とアメリカの家電業界紙であるHFDやEleotronics Merchandaising Week誌、TV Digest、TWICEなどから日立の対米輸出マーケティングに関する記事を丹念に探索し、コンピューターにデータ一入力にとどまった。
なお、日本の民生用電子産業における対米輸出マーケティングの時代にすでにグローバル・マーケティングの基礎が萌芽として形成されていることを、理論的仮説として整理し、「グローバルマーケティング」というタイトルでとりまとめた。

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi