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2000 Fiscal Year Annual Research Report

K_L->π^0υυ′探索研究のためのクラスター認識トリガーの開発

Research Project

Project/Area Number 11640285
Research InstitutionSaga University

Principal Investigator

塚本 俊夫  佐賀大学, 理工学部, 助教授 (40217287)

Keywords中性K中間子 / 素粒子実験 / 稀崩壊過程
Research Abstract

本研究の目的は、K_L->π^0υυ′実験(E39la)におけるtrigger方式の確立であったが、当初よりの計画は、既存の機器にて構成が可能であることがわかった。
そこで、研究を更に進め、K中間子ビームラインの建設、その、品質の検証実験を行った。非常に小さな分岐比(〜10^<-11>)を測定する実験であるため、バックグラウンドを注意深く取り除く必要がある。様々な粒子識別機能を持つカウンタを複数考案し、慎重なビームサーベイを行った結果、バックグラウンドのレベルがシミュレーションで得られていた値を良く再現することがわかり、実験実現に向けて有望な結果を得た。
また、積極的にK_Lをとらえる試みも行った。鉛ガラスカウンタを対にして置き前にシンチレータ、後ろに鉛ブロックを設置した後シンチレータと、いった構成の検出器を考案し、K_Lの絶対流束測定を試みた。バックグラウンドとの関連もあり、現在詳細を解析中であるが、大体のビームの特性がわかりつつある。
さらに、我々が責任を持つエンドキャップ部のCsIカロリメタについて電子およびパイオンのビームを当てて、そのエネルギー分解能、位置分解能棟の特性を調べた。これは、我々の目的とする過程の終状態が2光子のみであり、エネルギーと位置を正確に知ることが実験の成否の鍵を握ることから重要である。結果として、シミュレーションの予測と大体は一致したが、一部、ずれが見られ、今後の課題となった。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] K.Abe, et al.: "Status of the K_L->π^0υυ′Experiment at KEK(E39la)"KEK Preprint. 89. 1-11 (2000)

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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