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1999 Fiscal Year Annual Research Report

イネの核輸送複合体αサブユニットに結合するタンパク質の機能解析

Research Project

Project/Area Number 11640645
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

岩崎 俊介  新潟大学, 理学部, 助教授 (00201947)

Keywordsタンパク質核輸送 / インポーティンα / 光応答遺伝子発現 / タンパク質間相互作用 / イネ / アフィニティークロマトグラフィー
Research Abstract

本研究の目的は、光により負の発現制御を受ける核輸送複合体αサブユニット、イネインポーティンα1a(IMPα1a)に特異的に結合するタンパク質を単離し、機能を明らかにすることによって、光環境応答に関わる可能性のある新規なタンパク質因子を同定することである。今年度の成果は下記の通りである。
1.スクリーニングによって単離されたIMPα1a結合タンパク質の解析
9-10年度の奨励研究(A)09740593において、タンパク質間相互作用を利用したスクリーニング法(Far Western法)によって、イネ黄化葉由来のcDNAライブラリーから、約4kbpのサイズのcDNAクローン(IABP4)を得た。その部分塩基配列からマウスの核局在リン酸化タンパク質であるTSP(TPR-containing,SH2-binding phosphoprotein)と相同なタンパク質をコードしている可能性が予想されたので、全塩基配列決定を試みたが、今年度は5'末端的1.6kbp、3'末端的0.8kbpの部分を除き決定にいたらなかった。しかしながら、解読された領域の塩基配列はIABP4がマウスTSPの相同タンパク質であることをいっそう支持するものであった。今後は、全塩基配列決定を早急に行い、大腸菌で発現させたタンパク質を用いて機能の解析を行う予定である。
2.アフィニティークロマトグラフィーによるIMPα1a結合タンパク質の単離
IMPα1aカラムによるアフィニティークロマトグラフィーにより、イネ黄化葉の抽出液からIMPα1a結合タンパク質の精製を試みた結果、SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動で多数のバンドが検出された。これらのうち比較的量の多い64,62,55,50,42,35kDのポリぺプチドについてN末端のアミノ酸配列決定を行ったが、いずれも配列が得られなかった。現在、ポリペプチドを断片化し、内部のアミノ酸配列の決定を試みている。

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Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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