1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11640666
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
松本 明 順天堂大学, 医学部, 助教授 (80053263)
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Keywords | 老化 / 運動ニューロン / CREB / 免疫組織化学 / ラット |
Research Abstract |
平成11年度の研究計画であるラットの球海綿体脊髄核(SNB)の運動ニューロンのサイクリックAMP応答領域結合蛋白(CREB)、CREB結合蛋白(CBP)、ステロイド受容体共役転写因子ー1(SRC-1)の免疫組織化学的同定とその発現調節の解析に関し、次の結果が得られた。 1.ラットのCREBの123から136までのアミノ酸配列に相当する合成ペプチドをリン酸化し、それに対するポリクローナル抗体(アップステイト社)を用いて、SNB運動ニューロンを免疫組織化学的に検索した。 2.2ヶ月齢の正常雄ラットのSNB運動ニューロンの核は強いCREB免疫反応性を示した。しかし、去勢して血液中のアンドロゲン量を減少させてもCREBの免疫反応性に変化が認められなかった。この結果は、アンドロゲンがSNB運動ニューロンのCREBの発現に関与していないことを示唆している。 3.22ヶ月齢の雄ラットのSNB運動ニューロンのCREB免疫反応性は低下し、免疫反応を示すニューロン数の減少が認められたので、CREBの低下は老化過程の一現象なのかもしれない。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Matsumoto A.: "Age-dependent changes in phosphorylated cAMP response element-binding protein immunoreactivity in motoneurons of the spinal nucleus of the bulvocavernosus of male rats"Neuroscience Letters. (in press).
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[Publications] 松本 明: "性ホルモンによる神経機能の可塑性の分子機構"脳の科学. 22(1). 31-36 (2000)
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[Publications] 松本 明: "内分泌撹乱物質(環境ホルモン)と脳の発達ーー脳の性分化を中心として"性差医学シンポジウム. (印刷中).
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[Publications] Matsumoto A.: "Sexual Differentiation of the Brain"CRC Press. 323 (1999)