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1999 Fiscal Year Annual Research Report

多ビット量子コンピュータ構成法の研究

Research Project

Project/Area Number 11650045
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

北川 勝浩  大阪大学, 基礎工学研究科, 助教授 (20252629)

Keywords量子コンピュータ / NMR / 分子 / 高分子 / 量子ビット / 量子回路 / 量子ゲート / 量子アルゴリズム
Research Abstract

■数ビットNMR量子コンピュータ用分子の探索と量子コンピュータ実験
NMR量子コンピュータの量子ビット(qubit)数を増やすために、3〜10-qubitの実験が可能な分子の探索を行い、プロモトリフルオロブテンが有望であることを見出した。この分子を400MHzの溶液NMR装置中で3-qubitの量子コンピュータとして動作させ、2-bitのDeutsch-Jozsaアルゴリズムの実験を行った。この分子は、炭素を炭素13で置換することによって7-qubitまで拡張可能であり、さらに、4つのプロトンのうち2つを他のスピン1/2の核で置換すれば11-qubitまだ拡張の余地があることを見出した。
■多ビットNMR量子回路の効果的実現法
NMRで実現できる基本的な量子部品だけを使って,所望のユニタリー変換を実現する多ビット量子回路を自動的に生成する方法を開発した。
■バケツリレー式量子演算のシミュレーション
最接近ビット間の量子演算をバケツリレー式に繰り返して,空間的に離れた直接結合していないビット間の量子演算を行う方法のシミュレーション法を開発した。
■バケツリレー式量子コンピュータ用分子の設計・探索
バケツリレー式量子演算動作に適した分子を探索し,可能性のある高分子をいくつか見い出した。

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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