2001 Fiscal Year Annual Research Report
衝撃荷重を受ける接着接合の界面の力学特性と強度評価
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11650081
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| Research Institution | Yamanashi University |
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Principal Investigator |
澤 俊行 山梨大学, 工学部, 助教授 (60107216)
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| Keywords | 衝撃 / 界面 / 応力特異性 / 強度 / 抜き荷重 / 接着 / 疲労 / 接着〜焼ばめ |
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| Research Abstract |
本研究課題では接着接合に焼きばめを併用した接着焼きばめ接合体に関して,三次元弾塑性有限要素法と弾性論による解析の両手法による解析及び材料実験とにより,衝撃荷重下での力学特性、さらに疲労試験を行いこの接合体の疲労強度耐久性を評価推定することも目的としている。得られた結果は以下のとうりである。
(1)本年度の主研究項目は接着-焼きばめ接合体の疲労強度である。中空軸に嫌気性接着剤を塗布し,これにリングを焼きばめした接着-焼きばめ接合体の接合内の応力分布を軸対称三次元弾性論による解析方法を用いて,特に接着界面の角部近傍の特異応力をより正確に明らかにした。この界面の角部の応力を用いて接合体の疲労強度推定を行う。このためリングの材料定数、寸法などが界面の応力分布に及ぼす影響を数値的に明らかにした。
(2)(1)の場合の疲労試験を行った。疲労試験にあたっては、中空軸及びリングの材料定数比,リングの厚さ及び焼きばめしろ(はめ合い公差)などの影響を実験的に明らかにした。この結果静的応力分布から求めた界面応力分布の約1/5の応力が疲労限度となることを明らかにした。
(3)実験結果と解析結果からの応力を用いて、接着-焼きばめ接合体の疲労強度推定のための簡単な方法として、概略静的強度の1/5を疲労強度とすることが推奨できた。
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