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1999 Fiscal Year Annual Research Report

湿分移動を伴う布地の局所現象の解明と熱伝導率の評価

Research Project

Project/Area Number 11650203
Research InstitutionAkita University

Principal Investigator

高橋 カネ子  秋田大学, 教育文化学部, 助教授 (40108923)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山田 悦郎  秋田大学, 工学資源部, 教授 (90006651)
Keywords布地 / 熱伝導率 / 湿分移動 / 伝熱モデル / 接触熱抵抗
Research Abstract

11年度の研究実施計画書に沿って報告するが、全体を総括するとほぼ順調に研究目的が勧められたものと自己評価している。
1.定常比較法による熱伝導率の測定と局所湿度計を用いた実験の経過
湿分移動を伴う布地の有効熱伝導率を測定する実験において、数枚の布地を重ねて測定した場合、平均の熱伝導率と特定位置の熱伝導率が異なる現象が見出だされている。これらの現象を実験的に明らかにするために従来の湿度計を改良した局所湿度計を用いて、重ね着状態の局所湿度分布の測定を試みているが、現段階では定量的な結果は得られていない。また、11年度に購入した測定装置(ラボラトリレコーダ)によって、長時間に亘る温度変化の観察が可能となり、湿分の局所的な振る舞いと部分熱伝導率との関係が明らかに出来る可能性を見出したことが大きな成果といえる。今のところデータのばらつきが大きいためその原因を追求している。
2.重ね着状態の複合材料へのモデル化と数値シミュレーションの経過
伝熱機構の考察と数値解析を併用して行っている。すなわち、布地の計算モデルの確立、それに基づくアルゴリズムとプログラムの構築、計算の実行などである。現在は計算を実行しつつプログラムの修正・改善を行っている段階で、各種の影響因子、特にファイバーの接触熱抵抗とその近傍に水滴が結露した場合の影響などを検討している。

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Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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