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1999 Fiscal Year Annual Research Report

無限歩行平面を用いた空間認識実験

Research Project

Project/Area Number 11650261
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

岩田 洋夫  筑波大学, 機能工学系, 助教授 (60184884)

Keywords人工現実感 / 体性感覚 / 移動感覚 / ロコモーションインタフェース / 空間認知
Research Abstract

人間が自分のいる空間の構造を認識するのに最も適した方法は、歩いて見て回ることである。空間を移動しながらその構造を把握するという行為は、人間の営みの中でも基本的なものであるが、定量的に研究することは困難が伴う。このような実験を行う場合は、視覚的な情報を制御することが不可欠であるが、実世界で広い空間において見えるものを完全に条件統一することは実際問題として極めて難しい。本研究では、歩行感覚を与えるバーチャルリアリティシステムを用いて、人間の距離感や方向感覚の特性を定量的に調べることを目標としている。
本研究では、歩行感覚を与えるデバイスの中で最も新しい方式である、トーラス・トレッドミルという装置を用いて空間認識の実験を行う。この装置はベルトコンベアーをドーナッツ状に数珠つなぎにすることによって、前後左右任意の方向に無限に続く床を生成することができる。これは適切な制御をかければ実空間と同じ歩行動作が実現できる。
本年度は、トーラストレッドミルを用いた実験システムの構築を行った。歩行者は頭部搭載型ディスプレイを装着し、トーラストレッドミルの上にのる。歩行者の頭と両足の位置は、磁気センサーを用いて計測し、体が常に同じ位置に留まるように床を駆動する。仮想空間の映像はCGで描かれ、頭部搭載型ディスプレイに表示される。CGの描画は実時間で行い、頭と足の運動に合わせて表示されるため、歩行者は実空間を歩いているような移動感覚を得る。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] Hiroo Iwata: "The Torus Treadmill: Realizing Locomotion in Ves"IEEE Computer Graphics and Applications. Vol.19,No.6. 30-35 (1999)

  • [Publications] Hiroo Iwata and Yoko Yoshida: "Path Reproduction Tests Using a Torus Treadmill"PRESENCE. Vol.8,No.6. 587-597 (1999)

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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