1999 Fiscal Year Annual Research Report
ディジタルマイクロミラー式光造形法による医用3次元構造体の形成
Project/Area Number |
11650262
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Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
高橋 幸郎 埼玉大学, 工学部, 教授 (10124596)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大沢 裕 埼玉大学, 工学部, 教授 (50152111)
庄司 習一 早稲田大学, 理工学部, 教授 (00171017)
仁田 新一 東北大学, 医学部, 教授 (90101138)
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Keywords | ディジタルマイクロミラーデバイス / 光造形 / マイクロマシニング / 3次元構造体 / 医用モデル |
Research Abstract |
本年度得られた成果は以下のとおりである。 (1) 画素毎に露光強度を変化することで、オーバーハング部分での過剰露光による影響を減らすことができた。 (2) X線CT像から得られる断層写真から、3次元人体モデルを作るソフトウエアを作り、頭蓋骨部の光造形を試み、本システムが実用的なものとなりうることを実証した。 (3) 本研究の非走査型光造形法により露光時間を短縮させただけでなく、造形ステージを振動させることにより液面の静止時間を短縮をはかった。これにより、露光時間と液面静止時間を加えた全造形時間をこれまでに比べ約1/2程度に短縮することが可能となった。 (4) DMDの画素間ギャップによる未露光領域による影響を検討し、これが光造形において、重大な影響を生じないことを明らかにした。 (5) 水銀灯からの光強度を高めるために、光学系の紫外線吸収を減らすことで、従来より照射強度を改善した。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 高橋幸郎,瀬戸山淳一: "DMDを用いた紫外線露光機"電子情報通信学会論文誌. J82-C-II・3. 92-94 (1999)
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[Publications] 高橋幸郎,瀬戸山淳一: "ディジタルマイクロミラー方式光造形による医用3次元構造体の形成"第38回日本ME学会大会. 37・特別号. 35 (1999)
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[Publications] K. Takahashi and J. Setoyama: "Rapid Prototyping System Using a Digital Micromirror Device"The 10th Int. Conf. on Solid-State Sensors and Actuators. 1472-1477 (1999)