2001 Fiscal Year Annual Research Report
複合現実感用空間投影立体像表示システムに関する研究
Project/Area Number |
11650353
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
高橋 秀也 大阪市立大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (30197165)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
志水 英二 大阪市立大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30047154)
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Keywords | 3次元ディスプレイ / ホログラフィック光学素子 / ステレオグラム / 視差光線再生法 |
Research Abstract |
1.平成12年度に作成した、大型フレネル凸レンズ,HOE, DMDを用いた立体像投影システムと、手の空間座標と指関節の曲がり具合を検出するデータグローブを組み合わせた複合現実感システムを構成した。 本試作システムでは、手指の動きに対応してあらかじめ計算しておいた立体像を切り替え表示することにより、インタラクティブ動作を実現した。 2.より完全なインタラクティブ化のために、動画立体像表示用データを多数の視差画像だけから作製する手法を確立した。22度の視野角の立体像を、Pentium4 2GHzを用いて、毎秒12フレーム表示できる。 3.液晶ディスプレイとレンズアレイを組み合わせることにより3つ目の3次元ディスプレイを試作した。HOEとDMDを用いたものより表示できる立体像の画質は悪いが、レンズアレイは市販の安価なものを利用でき、また液晶ディスプレイはDMDより取り扱いが用意である、という長所がある。また、このディスプレイと力覚フィードバック装置を組み合わせて、インタラクテイブ化を行った。(2)で確立した毎秒12フレームの動画表示と組み合わせ、力覚情報を伴ったインタラクティブ動作可能な複合現実感システムを構成した。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 木邑光夫: "インタラクティブ3次兀画像表示システムに関する研究"平成13年電気関係学会関西支部連合大会. G18-10 (2001)
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[Publications] 松本純平: "光線空間を用いた3次元カラーディスプレイのための表示画像生成法"平成13年電気関係学会関西支部連合大会. G18-11 (2001)
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[Publications] 大井康司: "3次元カラーディスプレイ用表示データ生成法の一方式"電子情報通信学会2002年総合大会講演論文集. 情報・システム. D-11-141 (2002)
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[Publications] 石田豊: "インタラクティブ3次元ディスプレイの一方式"電子情報通信学会2002年総合大会講演論文集. 情報・システム. D-11-142 (2002)