2001 Fiscal Year Annual Research Report
正則化理論に基づく3次元MRI画像圧縮と高速断面表示に関する研究
Project/Area Number |
11650380
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
飯國 洋二 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (80168054)
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Keywords | 3次元MRI画像 / 補間関数 / 動径基底関数 / 断面表示 / 正則化 / 滑らかさ |
Research Abstract |
1.雑音除去特性の解析:雑音の重畳した1次元画像データからRBFNを用いて補間曲線を生成した.雑音としては,ガウス性白色雑音,パルス雑音の二つを取り上げた.このとき,正則化係数と雑音の大きさによって,雑音除去特性がどのように変化するかを理論的に解析した上で,雑音の分散と種類を既知として,正則化係数を系統的に決定する方法を明らかにした.また,sinc関数補間との比較を行った.さらに,この場合もガウス関数の分離性を利用して,1次元データでの解析結果を3次元画像の場合に拡張することができた.その際,前年度の研究成果であるクロネッカ積を用いた高速算法を適用した. 2.符号化搬能と雑音除去機能の融合:正則化係数を導入することで雑音除去機能を初年度の開発した画像符号化システムに組み込んだ.その際,正則化係数の大きさは本年度に解析した結果に基づいて決定し,補間画像のバイアスを解析的に評価した上でそれを補償する方法を明らかにした.そして,ローパスフィルタを前処理に持つ3次元DCT法を基準として,計算時間,符号化特性がどの程度向上するかを評価した結果,高周波成分が少ない画像の場合,本手法の特性が優れていることを示した.
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Research Products
(5 results)
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[Publications] K.Inoue et al.: "Image restoration using the RBF network with variable regularization parameters"Neurocomputing. 43(掲載予定). (2002)
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[Publications] 馬屋原他: "非線形逐次最小二乗法に基づく耐クロストークノイズキャンセラ"電子情報通信学会論文誌A. J85-A. 162-169 (2002)
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[Publications] 寺本他: "2次元動的計画法を用いたJPEG画像のイメージマッチング"第45回システム情報学会研究発表講演会. 557-558 (2001)
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[Publications] 北浦他: "RBFネットワークを用いた補間画像の生成とその応用"第16回DSPシンポジウム. 421-426 (2001)
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[Publications] 寺本他: "2次元動的計画法を用いたJPEG画像のイメージマッチング"第16回DSPシンポジウム. 249-258 (2001)