1999 Fiscal Year Annual Research Report
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11650427
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
井上 雄二郎 島根大学, 総合理工学部, 教授 (40029533)
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Keywords | ブラインド復元 / 信号分離 / 等化器 / 統計的手法 / データ通信 / 広帯域 / 符号多元接続 / 多チャンネル |
Research Abstract |
ディジタル通信伝送路のブラインド等化を行う新しい手法を開発したので、その成果を19 9 9年米国アリゾナ州フェニックスで開催された「信号処理」に関する国際会議(ICASSP'99)で公表したさらに、その成果を発展させ、新しい成果を得たので、その成果を1999年米国フロリダ州オーランドで開催された「回路とシステム」に関する国際シンポジウム(ISCAS'99)で公表した.研究代表者は1999年7月と8月の2カ月米国のノートルダム大学に滞在して同大学のLiu教授と「源信号のブラインド復元」に関するの共同研究を行った.共同研究で得た大きな知見は伝送路システムとその等化器を共に有限インパルス応答(FIR)系とすることによって、ブラインド等化器の設計を非常に簡単化することが可能であるということであった.この共同研究で得られた幾つかの成果を1999年9月統計数理研究所で開催された「逆問題」研究会で公表し、11月慶応義塾大学で開催された「確率システムとその応用」に関する国際会議でも公表した.また、12月統計数理研究所で開催された「工学・理学における不規則変動現象の数理的解析:理論と応用」研究会で、「源信号のブラインド復元」という演題で招待講演を行い、そこでも共同研究の成果を紹介した.さらに、その共同研究の成果を2000年スイス国ジュネーブで開催される「回路とシステム」に関する国際シンポジウム(ISCAS'00)で公表する予定である.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 井上雄二郎 他1名: "Criteria for Direct Blind Diconvolution of MIMO FIR Systems Driven by White Source Signals"Proc. IEEE Int. Conf. on Acoust., Speech and Signal Processing. vol.5. 2889-2892 (1999)
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[Publications] R.Liu, 井上雄二郎: "Direct Blind Deconvolution of Multiuser-Multichannel Systems"Proc. IEEE Int. Sympos. on Crifuits and Systems. vol.5. 49-52 (1999)
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[Publications] 井上雄二郎 他1名: "Direct Blind Deconvolution of FIR Multi-Input Malti-Output Systems"Proc. 31st ISCIE Int. Sympo on stochastic system Theory and Its Applications. (1999)
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[Publications] 井上雄二郎 他1名: "A System-Theoretic Fundation for Glind Eguulization of an FIR MIMO Channel Systems"Proc. IEEE Int. Sympos. on Crifuits and Systems. (2000)
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[Publications] 井上雄二郎: "源信号のブラインド分離と復元"第12回工学・理学における不規則変動現象の数理的解析理論と応用研究会資料、統計数理研究所. 95-104 (1999)
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[Publications] 井上雄二郎 他1名: "Direct Blind Deconvolution of FIR Multi-Input Multi-Output Systems"第6回逆問題研究会資料、統計数理研究所. (1999)