1999 Fiscal Year Annual Research Report
時間-周波数解析における局所特徴量の理論と精神的負荷状態変化の追跡
Project/Area Number |
11650437
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Research Institution | Kinki University |
Principal Investigator |
吉川 昭 近畿大学, 生物理工学部, 教授 (30075329)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 久 近畿大学, 生物理工学部, 助手 (50278735)
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Keywords | 時間-周波数表現 / 局所平均周波数(瞬時周波数) / Wigner-Ville分布 / 局所分散(時変帯域) / 時変等価帯域幅 / ストレス負荷 / 生体信号 |
Research Abstract |
1.時間-周波数表現における局所平均周波数(瞬時周波数)の性質の数値実験的検討(吉川) 簡単なモデルに対する瞬時周波数を理論的に計算し、成分信号の振幅と周波数の相互の関係が、瞬時周波数にどのように反映するかを調べた。 2.時間-周波数表現における局所分散(時変帯域)の性質の数値実験的検討(吉川) いくつかの典型的な不規則信号に対し、Wigner-Ville分布の局所分散がどのような振る舞いをするかについてシミュレーションで検討しつつある。また、局所分散に変わるもので、決して負の値を取らない時変等価帯域幅との比較も検討しつつある。 3.心電図を点過程と見たときの、その時間-周波数表現の可能性の理論的検討(吉川) 点過程の時間-周波数表現をどのように定義するかについては難しく、未だその可能性については闇の中である。 4.ストレス負荷時の生体信号シミュレーション実験(吉川、吉田) 解析手法の問題点とそれを解決すべき方法を検討中である。 5.精神負荷を安定して与える心理実験の準備とその予後実験、および各種生体信号(筋電図、脳波、心電図)の計測(吉田、吉川) ゲームの要素を取り入れた負荷実験とそのための生体信号計測環境を整備中である。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 吉川昭: "非定常周波数エネルギースペクトル"BME. 37・supple. 84 (1999)
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[Publications] H.Yoshida,H.Shino,K.Yana: "Phonocardiogram dassification using-Self:Organiging network with loarning Vector-Quantigation"Proc.21th Ann.Conf.IEEE EMBS. 929 (1999)