1999 Fiscal Year Annual Research Report
連続時間確率システムの実現理論と部分空間同定アルゴリズムに関する基礎的研究
Project/Area Number |
11650446
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
片山 徹 京都大学, 情報学研究科, 教授 (40026175)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鷹羽 浄嗣 京都大学, 情報学研究科, 助教授 (30236343)
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Keywords | 確率実現 / 部分空間同定法 / 連続時間状態空間モデル / デルタオペレータ / QR分解 / 閉ループ系の同定 |
Research Abstract |
本研究は連続時間確率システムの実現理論を構築し,それに基づいた連続時間システムの部分空間同定法のアルゴリズムを提案することである. 1)連続時間システムを等価なδオペレータ離散時間系に変換し,それにMOESP法を適用することにより連続時間システムに対する新しい部分空間同定法を提案した.関連する他の方法と比較検討を行い,本方法は他の方法に比較して簡単であり,かつ同定性能も劣らないことをシミュレーションによって確認した.これは,国際会議The 31st ISCIE Int.Symp.on Stochastic Systems(横浜,1999年11月)で発表し,システム制御情報学会論文誌にも投稿中である. 2)閉ループ連続時間システムの部分空間同定に対して新しい方法を提案した.まずdual-Youlaパラメトリゼーションを利用して閉ループ系の同定問題をそれと等価な開ループ系の同定問題に変換する.ついで変換された連続時間システムにδオペレータを利用した部分空間同定法[上記2)]を適用して開ループ同定を行い,しかる後に伝達関数の変換によってプラントの伝達関数を求める.このとき,同定されたモデルの次数はプラントの次数と制御器の次数の和となるので,ここではMeyerの低次元化法を用いる方法を提案している.この結果は,The 3rd ASCC(第3回アジア制御会議,上海,2000年7月)で発表する予定である.
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Research Products
(2 results)
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[Publications] T.Katayama: "Realization of Stochastic Systems with Exogenous Inputs and Subspace Identification Methods"Automatica. 35・10. 1635-1652 (1999)
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[Publications] D.Huang: "A Subspace Identification of Continuous-Time Systems Usingδ-Operator Model"第31回確率システムシンポジウムの議事録. (1999)