2000 Fiscal Year Annual Research Report
連続鋼合成桁中間支点部の負曲げ領域におけるRC床版の設計法に関する研究
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11650489
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
松田 浩 長崎大学, 工学部, 助教授 (20157324)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上阪 康雄 新日本技研(株), 技術部・次長
古賀 掲維 長崎大学, 工学部, 助手 (60284709)
森田 千尋 長崎大学, 大学院・生産科学研究科, 助教授 (60230124)
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Keywords | 連続鋼合成桁 / RC床版 / クリープ / 乾燥収縮 / 負曲げ領域 / タイドアーチ式合成床版 / サンドイッチ床版 |
Research Abstract |
本年度は以下のような研究を行った. 1.不完全合成桁理論を用いて有限要素定式化を行い,クリープや乾燥収縮による応力・変形解析のための解析プログラムを,MapleとMATLABを使用して開発するとともに,不完全合成桁の応力・変形解析のパラメトリックな解析を行った.また,クリープ・乾燥収縮解析について,汎用コードによる2次元FEM解析を実施し,不完全合成桁理論による解析結果と比較検討を行った. 2.ポリマー含浸コンクリート(PIC)で補強された鉄筋コンクリート梁の終局挙動およびひび割れ解析を実施し,補強によるじん性の増大の効果や使用限界状態におけるひび割れ制御設計法について検討した.また,PICの高強度特性をより有効に利用するため,タイドアーチ式の埋設型枠を用いた鉄筋なし床版について試設計を実施した結果,通常の鉄筋コンクリート床版と比較して非常に有利な構造となることがわかった. 3.鋼連続合成桁の設計法 建設コスト縮減には少数主桁の連続合成桁が有効であることから,3径間2主鋼連続合成桁を対象として道路橋示方書や欧米の設計基準を用いて実施設計を行った.また,中間支点部のひび割れ発生による剛性低下について検討した.これらの結果を基づき,汎用コードによる三次元応力解析を行うとともに,中間支点部のひび割れ発生やひび割れ後の剛性の低下などについて検討した.
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Research Products
(9 results)
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[Publications] 松田浩: "連続合成桁RC床版のクリープ・乾燥収縮解析"コンクリート工学年次論文集. 第22巻3号. 97-102 (2000)
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[Publications] 松田浩: "鋼コンクリート合成桁クリープ・乾燥収縮解析"長崎大学工学部研究報告. 30巻55号. 191-198 (2000)
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[Publications] 松田浩: "高耐久性埋設型枠を設置したRC梁の弾塑性挙動解析"長崎大学工学部研究報告. 30巻55号. 199-205 (2000)
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[Publications] 松田浩: "偏平タイドアーチ構造の鋼2主桁橋梁床版への適用について"道路峡床版シンポジウム論文集. Vol.2. 125-130 (2000)
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[Publications] 中村太一: "連続合成桁における中間支点部のコンクリート剛性の評価"道路峡床版シンポジウム論文集. Vol.2. 303-308 (2000)
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[Publications] H.Matsuda: "Ultimate Behavior of RC beams with PIC boards in flexural compression zone"CONSEC・2001. No.3(印刷中). (2000)
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[Publications] 北原隆: "連続鋼合成桁RC床版の3次元応力解析"平成12年度土木学会西部支部研究発表会概要集. (印刷中). (2001)
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[Publications] 小嶋悟: "鋼コンクリートサンドイッチ床版の終局挙動解析"平成12年度土木学会西部支部研究発表会概要集. (印刷中). (2001)
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[Publications] 平嶋健太郎: "超高強度コンクリートを用いたコンクリート構造物の弾塑性挙動解析"平成12年度土木学会西部支部研究発表会概要集. (印刷中). (2001)