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2000 Fiscal Year Annual Research Report

交通事故対策実施効果の評価方法に関する実証的研究

Research Project

Project/Area Number 11650541
Research InstitutionYokohama National University

Principal Investigator

大蔵 泉  横浜国立大学, 工学部, 教授 (00013227)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中村 文彦  横浜国立大学, 工学部, 助教授 (70217892)
Keywords交通事故 / 事故対策 / 対策効果 / 評価 / 事前事後調査
Research Abstract

我国では、毎年各種の交通事故対策が実施され、効果評価が行われているが、実務上は様々な分析上の課題が残されている。このような問題点を踏まえ、本研究では従来提案されてきた主な評価手法について、既存収集データに基づいて実際に適用するという過程を通じて各手法の特徴・適用上の制約等を整理し、実務的にも実行可能な交通事故対策評価要件を整理することを目的に検討を行った。
(1)評価手法適用性検討のための事故及び関連情報の整備:各手法適用性検討のためには、事故発生のランダムネスの影響を検討できる多年度にわたるデータの整備が必要である。こうしたデータベースを幾種類か用意し、分析用データファイルとして整備した。
(2)事故データの収集期間を増すことがどの程度安定した効果評価ができるかを検討した。また必要サンプル数についても考察した。評価対象期間の長期化は、事前の事故発生状況がランダムである場合により有効であり、事故データの蓄積は重要な作業といえる。
(3)交通量に時系列変化の影響を適切に分析上分離することが肝要であり、対応法について実データに基づく検討を行った。
(4)比較グループを用いた分析方法(With/Without Comparison)の適用を介して、評価期間を3年程度取らないと結果が有意とならない例も知られた。評価地点の危険度からの追試が必要である。
(5)危険箇所の抽出基準値の設定は実務レベルでは重要な課題である。抽出基準値を変えて効果評価の状況を比較分析することを通じて、その特性を取りまとめた。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 大蔵泉: "交通事故対策事業の効果評価方法に関する実証的分析"国際交通安全学会誌. 26・1. 4-11 (2000)

  • [Publications] 猪俣肇: "交通事故対策の効果評価に関する研究"土木学会第55回年次学術講演会概要集. 第IV部門. 4-5 (2000)

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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