2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11650599
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Research Institution | CHUBU UNIVERSITY |
Principal Investigator |
小野 博宣 中部大学, 工学部, 教授 (70090173)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金子 林爾 名城大学, 理工学部, 教授 (10076581)
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Keywords | 産業廃棄物 / コンクリート廃材 / 気泡モルタル / 再生骨剤 / ポリマーエマルジョン / 吸放湿特性 / 真空処理 |
Research Abstract |
1.コンクリート廃棄物の有効利用に関する成果 ○再生骨材の品質:建築構造物のコンクリート廃材を再利用するための骨材破砕法によって再生骨材の品質(比重,吸水率等)に相違を生じる。原コンクリートの強度が高い程再生骨材の破砕強度も高くなる。 ○再生コンクリートの品質改善:再生骨材の品質を改善する「加熱すりもみ法」は消費エネルギー、経費がかかる。再生加工処理の低品質骨材を用いて、比較的品質の高い再生コンクリートを製造するためにはフレッシュコンクリートの真空脱気処理法、アクリル系ポリマーによる骨材表面のコーティング処理法が効果が認められた。 2.各種産業廃棄物の有効利用に関する成果 ○瓦廃材の利用 気泡モルタルへの利用は衝撃抵抗値と熱伝導特性の改善に寄与し有効性が認められた。また、衝撃抵抗評価には「油粘土」の衝撃前後のへこみ量を測定する「相対粘土径法」が有意である。 ○熔解ダストの利用 熔解ダスト粉体を混入したコンクリートは凝結遅延作用による初期強度の発現が遅れる傾向にあるものの、混入量(5%)で20%程度の強度改善効果が期待できる。 ○掘削汚泥の利用 汚泥焼成骨材は吸水率が高く(20%)、骨材破砕値も約(53%)と高いので普通コンクリートには使用できない。しかし気泡軽量モルタルに用いることにより断熱性に富んだ内装材として強度改善次第で期待できる。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 小野博宣, 笹田達也, 他: "コンクリートの再利用に関する基礎研究"中部大学工学部研究紀要. 第37巻. 39-44 (2001)
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[Publications] 小野博宣, 金子林爾, 平沼 鴻他: "瓦廃材を用いた気泡モルタルの断熱性と衝撃特性"中部大学工学部研究紀要. 第37巻. 45-49 (2001)
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[Publications] 小野博宣, 山本浩平, 平沼 鴻他: "熔解ダストを混入したセメント硬化体のフレッシュ及び初期性状"中部大学工学部研究紀要. 第37巻. 51-54 (2001)
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[Publications] 笹田達也, 小野博宣, 渡辺健治, 田澤生匡: "資源循環型コンクリートの研究(その1:フレッシュコンクリートの減圧処理の適用)"日本建築学会東海支部研究報告集. 第40号. 105-108 (2002)
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[Publications] 笹田達也, 小野博宣, 渡辺健治, 田澤生匡, 小林至: "資源循環型コンクリートの研究(その2:骨材のコーティング処理法の適用)"日本建築学会東海支部研究報告集. 第40号. 109-112 (2002)
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[Publications] 平沼 鴻, 金子林爾, 小野博宣, 山本浩平: "数種の廃棄物を用いた気泡モルタルの吸放湿特性と釘引き抜き抵抗値評価"日本建築学会東海支部研究報告集. 第40号. 121-124 (2002)