1999 Fiscal Year Annual Research Report
市町村総合計画策定過程における「まちづくりワークショップ」の活用と展開可能性
Project/Area Number |
11650647
|
Research Institution | Kochi University of Technology |
Principal Investigator |
大谷 英二 高知工科大学, 工学部, 教授 (30309728)
|
Keywords | 住民参加 / まちづくりワークショップ / パートナーシップ / 市町村総合計画 / コミュニティ計画 / 計画策定プロセス / 合意形成システム / まちづくりプランナー |
Research Abstract |
本研究は、兵庫県養父町における第4次総合計画の策定(1999年度予定)を事例に、各種「まちづくりワークショップ」手法を活用して、総合計画策定過程における町民参画の実践を行い、その活用と展開可能性について考察すると共に、計画策定プロセスにおける合意形成及び市民と行政・計画者とのパートナーシップの確立を、システム(制度)として展開する方向性を模索することを目的とする。 本年度は、研究の前提として(1)養父町の現況及び課題等の整理、(2)養父町の地域社会組織等の把握、(3)まちづくりワークショップ手法の整理等を行い、養父町小学校区別に5つの地区に分け、総合計画策定過程における町民参画の実践として、以下の「まちづくりワークショップ」を実施し、その記録を作成した。 (1)KJ法を用いての地区課題抽出のためのワークショップ (2)地域再発見、資源発掘ウォッチングワークショップ (3)地区計画づくりワークショップ その結果、市町村総合計画策定過程のおいて「まちづくりワークショップ」の有効性・展開可能性が確認できた。次年度は、これら「まちづくりワークショップ」の活用と展開可能性について考察すると共に、計画策定プロセスにおける合意形成及び市民と行政・計画者とのパートナーシップの確立をシステム(制度)とする方向性についてまとめる。
|