1999 Fiscal Year Annual Research Report
高速気流中衝撃法による微粒子系素材の被覆による物性制御
Project/Area Number |
11650771
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
篠原 邦夫 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (60001294)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内山 智幸 北海道立工業試験場, 資源エネルギー部, 研究職員
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Keywords | Rotational Impact Blending / Surface Coating / Fine Particle / Material Properties / Colour / Mixing |
Research Abstract |
平成11年度は、高速気流中衝撃法による現有のハイブリダイザー装置を用いて調製したポリエチレン-べんがらの表面複合微粒子を用いて、同一配合比率での混合度及び被覆、固定化の程度による色特性の変化を実験的に検討し、混合時間、被覆率、混合度と複合微粒子の明度、彩度、色相などの関係を調べた。被覆率は乾式粒子密度計を用いて測定した。混合によって大粒子表面を100%以下で被覆する場合は、混合度は処理時間の増大に伴い大きくなり、100%以上の場合は減少することが分かった。個々の大粒子単位での小粒子の微視的混合は、高速気流中衝撃法の方が手混合より簡単に迅速にできることを示した。この際、大粒子の粒子径が大きく、ローターの回転速度が速いほど均一混合になることが分かった。その結果、高速気流中衝撃法による混合物の明度は混合度の増大に対応し手混合より急激に下がるが、その後小粒子の埋め込み効果によりほとんど一定の値を示した。これは粒子の明度が非常に短時間に定常状態に達したことを意味し、その結果高速気流中衝撃法を用いることにより、より少量の微粒子で同じ明度の効果が得られた。平成12年度は、紫外線遮蔽機能を最大限に発揮させるために、二酸化チタンと酸化亜鉛などの無機微粒子を小粒子とする複合微粒子を高速気流中衝撃法によって調製し、被覆程度による可視光と紫外線に対する光学特性を調べる。
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