1999 Fiscal Year Annual Research Report
新規ナノ分子材料デンドリマーの両親媒的機能物性に関する研究
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11650928
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
今栄 東洋子 名古屋大学, 物質科学国際研究センター, 教授 (80101161)
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Keywords | ポリアミドアミンデンドリマー / 両親媒性デンドリマー / 原子間力顕微鏡 / 接触角 / 表面プラズモン共鳴センサー / 赤外吸収分光法 / 吸着膜 / 二分子膜 |
Research Abstract |
遺伝子キャリアーとしての応用が可能なポリアミドアミンをデンドリマー骨格とし、その末端を機能素子で修飾したデンドリマーは複合的な機能性を発現ことが期待できる。また、デンドリマーを組織化することによって新規な規能性もさらに期待できる。そこで、今年度は水酸基末端または糖鎖末端を持つ分子組織性の高い両親媒性デンドリマーを合成し、2相界面での集合性を検討した。 ポリアミドアミン多分岐鎖を骨格とし水酸基/nーヘキシル基末端を持つ3および4世代デンドリマーを合成し、原子間力顕微鏡による形態の観察、接触角測定による表面特性の評価、表面プラズモン共鳴センサーによる吸着量の定量、赤外吸収分光法による配向性の決定により、水溶液から固体基板へのデンドリマーの吸着挙動を評価したところ、この分子は疎水基の中心層からなる二分子膜を形成し、長時間の吸着または濃厚な溶液からの吸着によって二分子膜の積層が生じることが明らかになった。 糖鎖/nーヘキシル基末端をもつ両親媒性デンドリマーに対しても同様な実験を行ったところ、水酸基/nーヘキシル基末端デンドリマーとは明らかに異なり、2分子膜形成は確認できず、吸着量も遥かに少ない。吸着挙動に対する親水基の効果を明らかにするために、現在はオリゴペプチドを親水基とする両親媒性デンドリマーの合成を進めている。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 今栄東洋子 他5名: "Small-angle Neutron Scattering and Surface Force Investigations of Poly(amido Amine)Dendrimer with Hydroxyl End Group"Langmuir. 15. 4076-4084 (1999)
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[Publications] 青井啓悟 他5名: "Synthesis and Assembly of Amphiphilic Tadpole-shaped Block Copolymers Based on Poly(amido amine)Dendrimer"Polymer J.. 31. 1071-1078 (1999)
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[Publications] 船山勝矢、今栄東洋子: "Structural Analysis of Spherical Water-soluble Dendrimer by SANS"J.phys.Chem.Solids. 60. 1355-1357 (1999)
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[Publications] 青井啓悟、他4名: "Synthesis of a Novel Star-Shaped Dendrimer by Radial-Growth Polymerization of sareosine N-carboxyanhydride Initiated with Poly(amido amine)Dendrimer"Macromol.Rapid Commun.. 20. 378-382 (1999)