1999 Fiscal Year Annual Research Report
乾湿作用による軟岩・中硬岩類の強度劣化・風化に関する研究
Project/Area Number |
11650960
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
一ノ瀬 政友 九州大学, 工学研究科, 助手 (50038006)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松井 紀久男 九州大学, 工学研究科, 教授 (30136535)
島田 英樹 九州大学, 工学研究科, 助教授 (70253490)
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Keywords | 岩盤構造物 / 中・長期的な安定性 / 岩石の風化 / 乾湿作用 / 力学的特性値の変化 / 内部構造の変化 |
Research Abstract |
本研究は、岩石風化の主要因のひとつである乾湿作用を人工的に岩石試料に与え、この結果生じる強度特性の変化を計測するとともに、空隙量や空隙径分布、比表面積、亀裂などの内部構造の変化を観察・計測し、内部構造と強度特性の関係を検討するものである。 本課題は本年度の追加採択(11月)のため、各実施計画項目の殆どが着手したばかりであり、結果は初期的なものしか得ていない。現時点までの主な実施項目や得られている結果を下述する。 1.各試験に供する岩石試料の新たな採取を行い、既有の試料(インドネシア産も含む)と併せて試験供試体の整形を行った。また、これら試料の基礎物性値(密度、空隙量、空隙径分布、粘土鉱物の同定・定量等)を計測し、あるいは計測中である。なお、岩石試料についてはさらに採取して岩種や個数を増加させる予定である。 2.供試体に強制的に乾湿作用を与える前の乾燥及び湿潤強度値(一軸圧縮強度、圧裂引張強度)を求めたが、大部の試料の湿潤強度値は大きく低下している。現在供試体の乾湿の繰返し養生に着手したところである。これと同時に、含水特性試験とスレーキング試験も進めている。 3.一部試料について、X線CT法により潜在亀裂や空隙の可視化を試みている。予備試験的な結果からであるが、ある程度のサイズ(50〜100μのオーダー)以上では可能であるとの感触を得た。
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Research Products
(1 results)