1999 Fiscal Year Annual Research Report
分子マーカーを利用した高オレイン酸ダイズ突然変異系統の選抜と育成
Project/Area Number |
11660006
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
高木 胖 佐賀大学, 農学部, 教授 (30039341)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
穴井 豊昭 佐賀大学, 農学部, 助教授 (70261774)
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Keywords | ダイズ / 脂肪酸 / 不飽和化酵素 |
Research Abstract |
申請者らは、本年度は研究でオレイン酸含量がいずれも40〜45%のKK21およびHOLL系統を交雑し、そのF2個体について脂肪酸含量の分析を行った。その結果、これらは40〜60%のオレイン酸含量を示した事から、低含量及び高含量の各々6個体ずつを選抜し、現在その後代について解析を進めている。 また、FAD2-2遺伝子について、ノーザンブロット法およびRT-PCR法を用いた発現量の解析を行ったが、系統間で有意な差は認められなかった。そこで、今後は現品種Bayと突然変異系統との間で、FAD2-2遺伝子の塩基配列についての比較を行い、どの様な変異が生じているのかについて詳細な解析を行う。さらに、塩基レベルでの変異が同定出来しだい多型を検出可能なプライマーを設計し、選抜個体の解析を進めて行く予定である。
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[Publications] Y.Takagi,S.M.Rahman,T.Anai,S.K.Wasala,T.Kinoshita and M Khalekuzzaman: "Development of a reduced linolenate soy mutant by re-irradiation and its genetic analysis"Breed.Sci.. 49. 1-6 (1999)
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[Publications] S.M.Rahman,T.Kinoshita,T.Anai and Y.Takagi: "Genetic relationships between loci for palmitate contents in soybean mutants"J.Hered.. 90. 423-428 (1999)