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2000 Fiscal Year Annual Research Report

トマトの土壌伝染性病・虫害の回避を目的にしたナス属植物の台木利用に関する研究

Research Project

Project/Area Number 11660037
Research InstitutionPrefectural University of Kumamoto

Principal Investigator

松添 直隆  熊本県立大学, 環境共生学部, 助教授 (50239018)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 川信 修治  南九州大学, 園芸学部, 助教授 (30113260)
Keywords土壌病害 / 青枯病 / トマト / 接ぎ木 / 栽培 / 病害抵抗性
Research Abstract

【実験1】Solanum toxicarium(台木)とトマト(穂木、青枯病に罹病性)との接ぎ木植物及びS.toxicariumに青枯病細菌を断根接種し,青枯病細菌の茎内における移動及びその病原性について調査した。
【結果】接種後20日において接ぎ木植物及びS.toxicariumに萎れはなく,発病は認められなかった。青枯病細菌は地際部から1〜3cmの部位までしか移動できず,茎内での菌の移動抑制が確認された。茎内から再分離された青枯病細菌には病原性はなかった。
【実験2】トマト(台木、青枯病に罹病性)とS.toxicarium(穂木)の接ぎ木植物及びS.toxicariumの茎に青枯病細菌を刺針接種し、茎内で菌の移動及びその病原性について調査した。
【結果1】S.toxicariumの茎に接種した青枯病細菌は茎内を移行したが、その距離は小さかった。そこから再分離された青枯病細菌は病原性を有していた。
【結果2】トマト台S.toxicarium(穂木)の穂木に接種した場合、12株中1株は枯死した。しかしその他の株では台木(トマト)への菌の移動はなく、枯死しなかった。S.toxicarium(穂木)から再分離された青枯病細菌は病原性を有していた。結果1・2から、S.toxicariumの穂木が持つ青枯病細菌の抑制作用にはS.toxicariumの根は関与していないと推察された。
【実験3】Solanum toxicariumの種子へのイオンビーム照射による、刺無し個体の育種を進めている。
【実験4】Solanum toxicarium台トマトの養液栽培による肥培管理・温度管理技術の構築について実験中である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 松添 ら 他4名: "Solanum toxicariumに接ぎ木したトマトの青枯病抵抗性"農業生産技術管理学会雑誌. 第7巻別冊1. 23-24 (2000)

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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