1999 Fiscal Year Annual Research Report
in planta で発現するFusarium oxysporum遺伝子
Project/Area Number |
11660047
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
伊藤 真一 山口大学, 農学部, 助教授 (30243629)
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Keywords | 遺伝子 / 糸状菌 / クローニング |
Research Abstract |
1)Fusarium oxysporumのcDNAのクローン化 宿主体内で発現するFusarium oxysporum遺伝子のcDNAをクローン化するための実験を行った。F.oxysporumを接種したダイコン幼苗からpoly(A)^+RNAを回収し,cDNAを合成した。これを鋳型にして,ふたつの異なる方法(RNAディファレンシャルディスプレイおよびサプレッションサブトラクティブハイブリダイゼーション)によって,接種した宿主で特異的に発現しているmRNA(cDNA)をクローン化した。得られたcDNAクローンがF.oxysporumの遺伝子由来であることをDNAドットブロット解析で確認した。これまでに,F.oxysporum由来のcDNAが5個得られた。 2)Fusarium oxysporumの形質転換 F.oxysporumの相同組み換えによる遺伝子破壊法についてもモデル実験を開始した。モデル遺伝子としてF.oxysporumのniaD遺伝子を選び,プラスミドにクローン化した。この遺伝子のSalI部位に,hph(ハイグロマイシン耐性遺伝子)を挿入した。このベクターを用いてF.oxysporumの形質転換を行った結果,10^5受容細胞あたり1個の形質転換体が得られた。
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[Publications] Tanaka,S.,Kochi,S.,Kunita,H.,Ito,S.and Kameya-Iwaki,M: "Biological mode of action of the fungicide,flusulfamide,against Plasmodiophora brassicae (clubroot)."European Journal of Plant Pathology. 105. 577-584 (1999)
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[Publications] 亀谷満朗、山口和彦、原知子、伊藤真一、藤晋一、鍛冶原寛、田中秀平: "イミュノキャプチャーPCRによるイチョウイモ(Dioscorea opposita Thunb.cv.ichoimo)からのヤマノイモモザイクウイルス(JYMV)の検出とそのPCR-RFLPによる強毒株と弱毒株の判別"日本植物病理学会報. 65. 494-497 (1999)