1999 Fiscal Year Annual Research Report
広域合併農協のマーケティング効率と営農指導・販売事業の再編方向
Project/Area Number |
11660225
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
堀田 和彦 九州大学, 農学部, 助教授 (00192740)
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Keywords | DEA法 / マーケティング効率 / 広域合併農協 / 営農指導・販売部門 |
Research Abstract |
平成11年度は全国各地の広域合併農協を対象にそのマーケティング効率をDEA法(包絡分析法)を用いて明らかにした。合併農協が、合併後現在までマーケティング効率がどのように変化していったか、その農協が取り扱う作物構成との関連で整理した。この分析をおこなうことによって、合併後マーケティング効率を低下させている農協と上昇させている農協の整理が可能となった。この分析の結果、たとえば土地利用型に特化した広域合併農協の中でマーケティング効率の良好な農協、施設野菜に特化した広域合併農協の中でマーケティング効率の良好な農協が明らかになった。 また今年度これらの農協の中で施設野菜に特化し比較的マーケティング効率の良好な農協とそうでない農協を対象に予備調査をおこなった。予備調査にあたっては、特に農協の営農指導・販売部門の組織構造実態を中心に、合併後の組織構造再編を聞き取り調査した。
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