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1999 Fiscal Year Annual Research Report

小腸絨毛上皮下線維芽細胞の形態変化による細胞間シグナル伝達の制御

Research Project

Project/Area Number 11670031
Research InstitutionOkazaki National Research Institutes

Principal Investigator

古家 園子  岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 助手 (20096952)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 古家 喜四夫  京都工芸繊維大学, 繊維学部, 助教授 (40132740)
Keywordsギャップ結合 / 小腸繊毛下線維芽細胞 / cAMP / Ca^<2+>波の伝播 / 蛍光免疫組織化学 / フリーズフラクチャー / IP3受容体
Research Abstract

我々は小腸絨毛吸収上皮細胞下でギャップ結合を介してネットワークを形成している線維芽細胞の培養系を確立し、この細胞が細胞内cAMP濃度に依存してフラットな形から星状へと可逆的に形態変化すること、フラットな形態の細胞を機械的に刺激すると細胞内Ca^<2+>濃度の上昇が隣接した細胞に伝播するのに対し(Ca^<2+>波の伝播)、星状の細胞ではCa^<2+>波の伝播が起こらない現象を見いだした。細胞間Ca^<2+>波は非興奮性細胞において、1つの細胞で起こった情報をまわりの細胞につたえることにより、反応の同期、情報伝達の制御に関与していると考えられる。本研究の目的は絨毛上皮細胞下線維芽細胞において形態変化による細胞間シグナル伝達の制御機構を、細胞および組織のレベルで明らかにすることであり、本年度はおもに、形態学的手法で研究を進めた。
1)ギャップ結合の大きさや数、局在をフリーズフラクチャー法、及び抗コネクシン43抗体を使用した蛍光免疫組織化学にて観察した。その結果、フラットの細胞と星状の細胞で、ギャップ結合の大きさや数に有意の差を認めることはできなかった。`また、コネクシン43のチロシンリン酸化によりギャップ結合が閉じることが知られているので、形態変化に伴うフォスフォチロシン化を免疫組織化学で調べたが、有意の差を観察することができなかった。また、Ca^<2+>波の伝播はギャップ結合を介してのIP3の拡散によるか?それともATPなどの分泌拡散によるものか?を調べる為に、現在、IP3受容体の分布を免疫組織化学で検討している。

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Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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