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1999 Fiscal Year Annual Research Report

小胞体Ca^<2+>動態の解明Ca^<2+>イメージングによる小胞体Ca^<2+>再充填過程の可視化

Research Project

Project/Area Number 11670033
Research InstitutionGunma University

Principal Investigator

最上 秀夫  群馬大学, 生体調節研究所, 助手 (90311604)

Keywords小胞体 / Ca2+
Research Abstract

申請者は、95年から98年にかけて英国リバプール大学生理学研究所留学中に、膵外分泌腺房細胞をモデル系として小胞体を中心にCa2+シグナルの研究に従事してきた。腺房細胞は、形態的には腺腔側領域はほとんど分泌顆粒で、基底側領域はよく発達した粗面小胞体と核で占められている。また、機能的にはホルモンや神経伝達物質による刺激で、単離細胞において、常に腺腔側より最初の[Ca2+]c変化が認められる。また、IP3や低濃度のアセチルコリンで刺激すると腺腔側に限局したCa2+振動を惹起できる。このように、膵腺房細胞は形態的、機能的に分極した細胞であり、Ca2+放出を研究する上で有用なモデル細胞である。この細胞において、先ほども述べたようにパッチクランプ法とCa2+イメージングを用いて、低親和性Ca2+蛍光色素を細胞内器官に負荷することにより、細胞内器官のCa2+濃度の測定可能な実験系を確立し(EMBO17:435-442,1998)、さらに詳細に小胞体内Ca2+動態を研究することを考えた。そして、すでに申請者は留学中に確立した実験系を、同じくマウス膵腺房細胞において再確立しつつある。現在、Ca2+感受性色素を小胞体と細胞質に別々に負荷した後、小胞体カルシウム濃度([Ca2+]ER)と細胞質カルシウム濃度の同時記録が可能となり、研究テーマの達成を目指しているところである。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Mogami H. et al: "Caicium binding Capacity of the cytosol and endoplasmic reticulum of mouse pancreatic acinar cells"J.Physiol.. 518. 463-467 (1999)

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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