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1999 Fiscal Year Annual Research Report

NK細胞活性化制御機構の解明

Research Project

Project/Area Number 11670312
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

荒瀬 尚  千葉大学, 大学院・医学研究科, 助手 (10261900)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山崎 晶  千葉大学, 大学院・医学研究科, 助手 (40312946)
KeywordsCD3ζ鎖 / FcγRIII / NK細胞 / NKT細胞 / NK1.1 / diphthelia toxin / マウス
Research Abstract

NKT細胞やNK細胞は、腫瘍細胞等に対して細胞傷害性を持っており抗腫瘍免疫応答等において重要な機能を担っていると考えられる。しかし、それらの細胞がどのようにして腫瘍細胞等を認識して活性化されるかは明らかでない。そこで、NK細胞の活性化機構について研究した。
1.NK細胞はTCRのシグナル伝達分子であるCD3ζ鎖を発生しているが、その機能は明らかではない。CD3ζ欠損マウスによりNK細胞を採取し、解析するとFcγRIIIの発現および機能が正常マウスと比べて顕著に高いことが明らかになった。そこで、正常マウスとCD3ζ鎖欠損マウスのNK細胞におけるFcγRIIIの細胞表面でのturnoverを解析すると、CD3ζ鎖欠損マウスのNK細胞では低下していることを明らかにした。これらのことから、CD3ζ鎖はNK細胞においてFcγRIIIの細胞表面でのturnoverを制御することによってNK細胞の活性化を制御していると考えられた。
2.NK細胞やNKT細胞の生体内における機能を明らかにするために、NK細胞欠損マウスの作成を試みた。遺伝子工学的手法を用いて、NK細胞に特異的な細胞表面マーカーであるNK1.1分子の遺伝子をdiphthelia toxin遺伝子と置き換え、NK細胞ではtoxin遺伝子が発現するマウスを作成した。これらのマウスにおいては、NK細胞は欠落し、NK活性も低下していた。これらのことから、diphthelia toxin遺伝子を用いたこの方法は特定の細胞の機能を明らかにする上で非常に有用であることが判明した。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] Arase, K.: "Ablation of a specific cell population by the replacement of a uniquely expressed gene with a toxin gene"Proc. Natl. Acad. Sci.. 96. 9264-9268 (1999)

  • [Publications] Park, S. Y.: "Resistance of Fc receptor-deficient mice to fatal glomerulonephritis"J. Clin. Inv.. 102. 1229-1238 (1998)

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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