1999 Fiscal Year Annual Research Report
地域気象観測システムを用いた気温-死亡モデルの再評価
Project/Area Number |
11670334
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
本田 靖 筑波大学, 体育化学系, 助教授 (20165616)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原沢 秀夫 国立環境研究所, 社会環境システム部, 室長 (70124352)
加納 克己 筑波大学, 社会医学系, 教授 (10101312)
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Keywords | 地域気象観測システム / 気象 / 死亡率 |
Research Abstract |
本年度は,アメダス観測点1313ヶ所を,行政区画である市町村に対応させるという作業をおこなった.市町村合併があるので,その情報もこの対応付け作業に盛り込んだ.この段階での心配は,アメダス観測点が各市町村とうまく対応しているか,すなわち市町村の人口のほとんどが居住している平たん部にほぼ対応した場所に観測点があるか,ということであった.このことを調べるため,各館側転における標高データも追加入手し,対応を地図上で観察した.ほとんどの場合,対応に問題はないようであり,特殊な場合に関しては標高データを用いて気温の補正を行う方針である. 一方,人口データに関しては,性・年齢階級別に市町村人口を収集した.このデータおよび死亡データは膨大な量になるけれども,基本的に繰り返し作業のため,プログラミングと賃金職員の作業で必要な改変を行う予定である. 来年度は,上記のデータを一つのファイルとしてまとめ,都道府県別に気温と死亡との関連を解析する.そしてその結果を従来の1都道府県1観測所で演算した都道府県別の気温と死亡の関連と比較する.また,このデータセットをもちいて,同一都道府県ないにおける主要都市とそれ以外とで気温と死亡との関連に相違があるかどうかを検討する予定である.
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