1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11670378
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
秋坂 真史 茨城大学, 教育学部, 教授 (60231817)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
瀧澤 利行 茨城大学, 教育学部, 助教授 (80222090)
稲福 徹也 琉球大学, 医学部附属病院, 助手 (20213126)
玉代勢 良江 沖縄県立看護大学, 看護学部, 助手 (80316223)
赤嶺 伊都子 沖縄県立看護大学, 看護学部, 助手 (60316221)
松坂 晃 茨城大学, 教育学部, 助教授 (70190436)
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Keywords | 沖縄 / 長寿 / 百歳 / 縦断研究 / 訪問健康調査 / 予後 / 臨床検査 / 老年学 |
Research Abstract |
平成11年度中に百歳に達した沖縄県在住の百寿者を対象として訪問検診を実施した。問診、理学所見、理学的検査を行い、血液検査を実施した。対象者数は50名であり、そのうちわけは男性9名、女性41名であった。検査項目は、赤血球数、ヘモグロビン濃度、アルブミン濃度、総蛋白濃度、IgG、IgA、IgMの定量、血清脂質(TC・HDLC・TG)等である。それぞれの平均値および標準偏差を算出したところ、以下のような結果になった。ここでは百寿者全体の主要項目の値のみ記す。赤血球数363.7±63.7(10^4/μl)、ヘモグロビン濃度10.8±1.78(g/dl)、アルブミン56.4±5.09(%)、総蛋白濃度6.81±0.62(g/dl)、IgG1753.6±442.1(mg/dl)、IgA355.4±158.5(mg/dl)、IgM133.7±208.1(mg/dl)、血清脂質(TC169.3±36.7(mg/dl)・HDLC51.4±13.1(mg/dl)・TG103.4±46.7(mg/dl))等であった。 なお、日常生活自立度(ADL)も、厚生省の障害老人の日常生活自立度(寝たきり度)判定基準に従って判定し、ランクJ(生活自立)、ランクA(準寝たきり)、ランクB(寝たきりではあるが座位を保てる)、ランクC(寝たきり)に分類した。痴呆等の検査は、長谷川式知能テスト等に従って行った。これらの訪問調査によって得たADLや痴呆度等のデータについては、今後の調査結果と併せて分析する予定である。引き続いて、百寿者家庭への連絡により、予後と健康状態を確認していく予定である。
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