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2000 Fiscal Year Annual Research Report

HLA-DMB遺伝子の多型性と個人識別への応用

Research Project

Project/Area Number 11670407
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

佐藤 彌生  千葉大学, 医学部, 助手 (70009679)

KeywordsDNA / HLA-DMB / PCR-RFLP / polymorphism / PCR-SSP / Hot Start PCR / Forensic Science / Direct Sequencing
Research Abstract

HLA-DMB遺伝子(DMB*0101〜*0106)のタイピングについて今年度は以下の実験を行った。
(1)PCR-RFLP法について
法医試料(血液・血痕・毛髪・唾液・脳硬膜・尿沈渣・人骨・歯牙)から抽出したDNAについてHLA-DMB遺伝子の多型性が存在するエキソン3領域の増幅産物をApaL I、HinPl I、Bsr Iの3種類の制限酵素で切断してそのDNA断片長の違いをポリアクリルアミドゲル電気泳動法で識別した。HLA-DMBアレルのエキソン3領域のPCR増幅産物(n=80)は上記の制限酵素で切断でき8種のハプロタイプが検出された。DMB*0101/0102(42%),0101/0101(21%),0102/0102(14%),0101/0103(14%)が多くDMB*0106は今回の実験では検出されなかった。PCR-RFLP法では識別不能な3組のヘテロ型はアレルに特異的なプライマーを作成してPCR-SSP法で検査したところ判定が可能となった。今回検討したHLA-DMB型はアレルの出現頻度に偏りがあるが再現性、判定の容易性等により他のHLA型と同様に法医実務に応用が可能と考えられた。
(2)PCR-SSP法について
DMB*0101から0106までのアレルの特徴的な塩基配列部位に特異的なプライマーをデザインしHot Start PCR-SSP法によりタイピングを試みた。false-positiveやfalse-negativeについてはさらに試料数を増やして検討する予定である。
(3)ダイレクトシーケンス法について
(1)の場合と同様に多型性の存在するエキソン3領域に特異的なプライマーで増幅したPCR産物をダイターミネーター法によりシーケンスの解析を行った。エキソン3以外の領域についても同様に検討する予定である。
(2)と(3)は実験を継続し解析を検討中である。

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Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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