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1999 Fiscal Year Annual Research Report

トランスジェニックマウスを用いたHCV core蛋白の機能解析

Research Project

Project/Area Number 11670476
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

今関 文夫  千葉大学, 医学部, 講師 (40223325)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 徳久 剛史  千葉大学, 大学院・医学研究科, 教授 (20134364)
本多 新  千葉大学, 医学部・附属病院, 医員
横須賀 収  千葉大学, 医学部, 講師 (90182691)
KeywordsC型肝炎ウイルス / HCVコアタンパク / Fasシグナル伝達系 / トランスジェニックマウス / 細胞周期 / 細胞増殖
Research Abstract

C57BL/6マウスにJo-2抗体を投与するとFasシグナル伝達系を介した肝細胞のアポトーシスによりマウスに劇症肝炎が惹起されることが示されている。Jo-2抗体2μgの静注では軽度の肝障害に留まるが、6μgでは致死的な重症肝炎を生じた。しかし、Jo-2抗体2μgを静注してから2週後にJo-2抗体6μgを投与すると、致死的な肝障害には至らなかった。これら肝炎発症マウスの凍結肝組織を用いて、Fasシグナル伝達系の最終過程に関与するカスパーゼ3の活性を蛍光ラベルした合成基質を用いて測定したところ、初回2μg投与2週後6μg投与群では初回6μg投与群と同様に高い活性値が得られたことから、この系ではカスパーゼ3の活性化が細胞死を意味するのではなく、更にこのあとに細胞死をコントロールしている機構が存在することが示唆された。最近Tリンパ球活性化の際にカスパーゼ3を含めたFasシグナル伝達系の活性化が起こるが細胞はアポトーシスにならないという報告があり、我々の結果と合致するものと考えられる。今後、更にこの新しい機構を検討する予定である。
また、Px-core Tgおよび同系コントロールマウスの肝組織から細胞蛋白およびtotal RNAを抽出しており、今後Western blotting法でタンパクの発現量の違いを、Northern blotting法でメッセージの発現量の違いを解析する予定である。

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Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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