1999 Fiscal Year Annual Research Report
C型肝炎ウイルス構造領域遺伝子の肝癌発生機序に関する研究
Project/Area Number |
11670492
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
高瀬 幸次郎 三重大学, 医学部, 助教授 (00163204)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古坂 明弘 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (00266678)
白木 克哉 三重大学, 医学部, 助手 (90263003)
伊藤 正明 三重大学, 医学部・附属病院, 講師 (00223181)
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Keywords | C型肝炎ウイルス / 肝癌 / 発癌 |
Research Abstract |
本年度はまず研究計画に従い以下の結果を得た。 (1)Survivinの発現。 培養大腸癌細胞ではすべての培養株においてsurvivin mRNAの発現を認め、特にSW480に発現が強くみられた。またいくつかの培養肝細胞癌においても発現していた。組織での発現も今回作成した特異抗体にて検討した。非癌部ではほとんど発現がみられないものの癌部ではdada大腸癌では60%、肝癌では70%に発現を認めた。 (2)Survivin蛋白の機能。 Survivinの過剰発現にて、細胞はややアポトーシス耐性になったが、それよりむしろ細胞周期が回転した。その機能としてsurvivinはcdk4と特異的に結合し、p21およびp16をreleaseすることが判明した。そのため、G1からS期にすすむと考えられた。
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