1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
11670593
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
佐藤 哲夫 東京慈恵会医科大学, 内科第四, 助教授 (40138756)
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Keywords | PIG遺伝子群 / 肺癌 / p53 |
Research Abstract |
肺癌は治療に抵抗性を示す予後不良の疾患である。この治療抵抗性の原因として遺伝子変化とくにp53 induced gene PIG遺伝子群の発現の変化が知られている。本研究ではp53 induced gene、PIG遺伝子群の発現の変化を解明し端緒についた肺癌遺伝子治療をさらに発展させることを目的とする。肺癌組織を経気管支鏡的にあるいは手術的に採取し一部を10%FCS RPMIで培養上清にCDDPやBLMを加え一定期間培養しp53遺伝子活性化を試みる。その前後での発現の変化を観察する。現在我々は、人の肺癌にAdeno virusによりp53を導入する遺伝子治療を開始しようとしており、厚生省、文部省の許可も取得済みである。この臨床研究を開始するに当たって患者への説明、同意文書も作成しており倫理委員会の許可も得ている。患者から得た検体の遺伝子解析はデリケートな問題を含んでいるため取り扱いに慎重を期す必要がある。我々としては時間がかかるが、患者に十分説明を行い、文書による同意を得た上で後々問題が起きないように準備を万端整えて開始をする手筈になっている。
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