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2000 Fiscal Year Annual Research Report

精巣障害物質の精巣発育、特に精子形成能獲得に及ぼす影響

Research Project

Project/Area Number 11670751
Research Institution山梨医科大学

Principal Investigator

大山 建司  山梨医科大学, 医学部, 教授 (80051861)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中込 美子  山梨医科大学, 医学部, 助手 (20198055)
KeywordsGH / Cyclophosphamide / 精子形成 / GH欠損ラット / 精巣障害 / 生殖細胞 / 精子
Research Abstract

昨年度の研究で、下垂体摘出ラットにGHを投与すると、LH、FSH非存在下で、GHが精巣の発育を促進し、生殖細胞数を増加させることを明らかにした。またこの作用は、LH作用、FSH作用とは異なる機序で起こっていることを明らかにした。この結果はGHが性腺機能不全の治療に有効である可能性を示している。
本年度は、Cyclophosphamide(CP)投与による精巣障害に対して、GH投与がどのような効果を示すかを検討した。
対象、方法:ラットは7-12週齢のGH欠損ラットを用いた。CP100mg/kgを2日間で静注投与し、同時にGH0.3mg/kgを連日皮下注投与し、14日、28日後に精巣組織を摘出し、生殖細胞、セルトリ細胞、ライヂッヒ細胞を組織学的に検討した。またGHをCP投与14日前より投与してGHの効果を比較した。
結果:CP単独投与では、14日目にレプトテン-ザイゴテン期精母細胞が著明に減少し、同時にstep12以降の精子細胞が減少した。28日ではパキテン-ヂブロテン期精母細胞が著明に減少し、同時に全精子細胞が減少した。GH併用投与により、これらの細胞は有意に増加し、特に精子細胞はコントロールと差を認めなかった。精嚢より採取した精子の運動能はGH投与により正常化した。GH前投与ではGH同時投与で見られた効果は明らかでなかった。
結論:GHは、精子形成に促進的に働くと共に、薬剤による精巣障害を軽減すると考えられる。GH前投与では効果が見られなかったことから、臨床的なGH投与に関しては投与時期の検討が重要である。CPは細胞分裂時に作用を発揮するので、GH前投与による細胞の活性化がCPの作用を増強し、結果的にGHの効果が減弱したと考えられる。

  • Research Products

    (3 results)

All Other

All Publications (3 results)

  • [Publications] Ohyama K: "Molecular basis and clinical manifestation of McCune-Albright syndrome"Clin Pediatr Endocrinol. 9(1). 1-5 (2000)

  • [Publications] Ogawa M: "Prevalence of GH-1 gene deletion in patients with isolated growth hormone deficiency in Japan"Endocr J. 47(2). 157-162 (2000)

  • [Publications] Ohyama K: "Growth hormone advances srematogenesis in premature rats treated with gonadotropin-releasing hormone agonist"Endocr J. 46(4). 555-562 (1999)

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Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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