2001 Fiscal Year Annual Research Report
フィラグリン欠損マウスを用いた表皮細胞の分化とアポトーシスに関する研究
Project/Area Number |
11670816
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
根岸 泉 群馬大学, 医学部, 講師 (60292611)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大西 一徳 群馬大学, 医学部, 講師 (60176948)
石川 治 群馬大学, 医学部, 教授 (90168188)
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Keywords | フィラグリン / ノックアウトマウス / 表皮細胞 / アポトーシス |
Research Abstract |
これまでフィラグリン蛋白は表皮細胞の最終分化段階である角化(特殊なアポトーシス)に重要であるらしいことが報告されている.申請者らは,表皮細胞の分化とフィラグリンの生理的機能を研究する目的で,フィラグリン欠損マウスの作製を計画している.フィラグリン蛋白は320個程度のアミノ酸からなり,このフィラグリン単位が約20回ほど繰り返し配列した巨大なプロフィラグリンの分解産物である.フィラグリン欠損マウスを作製するためには,プロフィラグリン遺伝子を破壊する必要がある.そのためには繰り返しフィラグリン単位よりもプロフィラグリンの転写開始コドン周辺を含んだ遺伝子領域をターゲットとする方がより望ましい.これまでに報告されているヒトのプロフィラグリン上流域のcDNAをプローブに用いて,マウスのBACゲノムライブラリーをスクリーニングした結果,1クローンを得た.このクローンからターゲティングベクター作製に必要な遺伝子断片をプラスミドにサブクローニングし,ターゲティングベクターを作製した.ターゲティングベクターをマウスES細胞にトランスフェクションして,相同組み換えによるフィラグリン^<+/->ES細胞を樹立中である.
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